マサトラダマスの小余言 ４「そして誰もいなくなった20xx」
20xx年、
とある富豪が実験的な企画として、
自らの所有する宇宙船に10人のクルーを集めて、
宇宙を周回する旅行をプレゼントをする企画をした。
選ばれたのはそれぞれ一流と呼ばれる、ミュージシャン、ダンサー、格闘家、写真家、俳優、ゲームクリエイター、料理人、映画監督、弁護士、医師。
ハードな訓練の過程を経て、結果としてその中から８名が選抜された。
盛大な宴で見送られ、大観衆を前に飛び立つ機体。
無事離陸を終えて、予定航行期間は1週間。
地上とは定期的に通信で連絡が取られていたはずだった。
そして1週間後、脱出ポッドが太平洋上で回収されたその時に、作業員がその蓋を開けると、もぬけの殻、その中には誰1人として乗っていなかった。
残されていたのは脱出ポッドの中にあった"誰か"の手記と、そして宇宙船の中を記録した膨大な映像データ。
それらが解析されていくうちに、10名のクルーの隠された共通点、
そして、次第に大きな”疑惑”が浮かび上がってくる。
宇宙船という究極の密室の中で、人が1人、また1人と消えていく。
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〈普段はこちらでやってます↓〉
とかいつか誰か書きそうですよね（小余言）。
一応ネタバレというか、オチを言うと、
褒められても、貶されても、どのみち良く伸びるタイプです。