見えないものに怯えた僕らは、目に見えるものを愛したくなって 6
あなたの心を晴らしたい、だなんて。
ロマンティックに聞こえがいいのだけれど、
遠く離れた街では曇が強すぎる日差しを遮って人を守ることもあれば、
雨乞いしてまで雨を欲しがるところもある。
「今の自分は、少し、不幸なくらいでちょうどいい。悲劇があるからヒロインでいられるの。」
自分の幸せと、他人の幸せを、同じものさしではかってはいけない。同じ空を見て、同じような青がそこにあって、それで世界が繋がっていたとしても。
「なんだか空に浮かぶ海月みたいだね。」
みたいな突拍子もないことに、
適当な相槌が打てればそれで万事問題はないし、幸せの重なり合った部分を喜べれば、それでいいんだと思う。(AI)
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褒められても、貶されても、どのみち良く伸びるタイプです。