BIGMAMA Christmas 2021 -360° acoustic live-を完全解説
360°どこから見ても、魅力的なバンドであることを証明する。
なんて大見え切りましたが、いかがでしたでしょうか?
僕の目線で言えば、
より素材の味が強調されるアコースティックの編成だからこそ、
今回のライブで大切にしていたことがいくつかあります。
・柿沼氏のボーカリストとしても魅力を伝えること。
・真緒さんがソロでヴァイオリンを弾いて輝ける場所を用意すること。
・バケツくんのマルチっぷりと(ギターもいける)良い声を披露させること。
・安井氏がリズムを取るためにシェイカーを振るというところで、本物のカクテルを入れるためのシェイカーを振るところ。
(最後ただのアル○みたいになってますが、悪口ではありません。)
メンバー同士向き合っている時点で会話が基本になるのは前提として、
アットホームなのは良いけど内輪ノリはダメ。
基本他の人にこうしてくれとも言いませんし、おまかせしてますけど、
ファンクラブのライブとはきちんと差別化したいなという心持ち。
ライブの感想がMCで何を言ってたのか?みたいになるのって、
それってバンドとして、ミュージシャンとしてどうなの?
ちょっと残念な気持ちに、正直に疑問に思うところもありますし、
喜ばれることをやるのがファンクラブのライブとすれば、
普段のライブは、表現したいことを表現する場所。
かっこいいと思うこと、素敵だと心から思えることを追求して用意すべき場所。
改めて、そんな風に思います。
一番大事なことはきちんと音楽が、歌詞が語ってくれますので。
25日にライブ配信を、タイムスケジュールとともに解説してみたので、
まだの方は是非アーカイブチケットを。
アーカイブ配信中(2021/01/03/23:59までお楽しみいただけます)
🎥 https://eplus.jp/bigmama-st/
31:07 SE
NO.9の前に流す前提で作ったので、勝手にNO.8って扱っています。
SEは基本的に安井氏が色々調整してくれているのですが、
いつからかクリスマスライブの時は勝手にベルの音が追加されていて、
素敵やん、となって以後クリスマスシーズン限定の恒例SEになってます。
32:36 PRAYLIST
今思い返せばPRAYLISTは僕が初めてピアノで作った曲です。
コロナ禍になるちょっと前に家に買った記憶があるので、もうすぐはじめて2年くらい経つのかな。普段のライブだとこの曲アコギ弾いてますけれど。
ここだけの話、例えば一本ライブがあるとして、
新しい体制で作った曲をセットリストの大事なところで演奏することは、
意地でも譲れないところであったりします。
この日で言うと1曲目。
この曲以外には任せられないなあなんて。
36:50 秘密
41:10 A KITE
46:58 神様も言う通りに
この辺りは改めて代表曲の中から
選りすぐって歌詞で勝負できる曲を。
様々な制限下でのライブは、
より演奏に、そしてより歌詞に耳がいくことは必然。
自分の今まで書いてきた歌詞の中で、
より自信のあるものであったり、じっくりと聴いてもらって、
より深みが出てくるであろうものを優先してチョイス、ここまではあまりアレンジもいじり過ぎずに、なるべくキーも変えずに、出来るだけ正攻法で表現すべし。
51:08 Lovescape
実は途中までステージが回る計画があったのですが、
ステージの大きさと我々の機材の関係で途中で回すの辞めました。
「今日から地球は愛で廻るよ〜」なんて、
ステージを回すならこの曲だよねと言って選ばれた感のあるこの曲ですが、
歌詞に物語がある曲なんで、寸劇のような楽しみ方もしてもらえるかな、
みたいな感じで強行突破。
途中一瞬私の歌詞が抜けるのですが、センター足元に置いてあるカメラをカツンと蹴飛ばしてしまって動揺してる感が否めません。
57:10 最後の一口
わりといろんなアレンジverが存在する曲なので、
ここはもう割り切ってアカペラで良いんじゃない?
とか半分冗談で言ったらわりとみんな乗り気になってきて即採用。
コーラスラインを作ってきてくれたのもバケツくんなのですが、
それでいて彼がとても良い声をしていることを見つけて欲しくて、
それとなく2サビの歌い出しでメインバケツボーカルとってもらったりします。
01:01:53 The Naked King
01:05:30 かくれんぼ
01:09:38 愛はハリネズミのように
この3曲はアコースティックのアレンジの中でも、
どちらかというと難航して最後まで悩んだりしていた曲。
ただ、その分こだわって丁寧に作ったところもあって
結果、楽曲のまた新しい魅力をギリギリまで引き出せたりもしたのかななんて思ったりも。
個人的には斎藤宏介氏のアコスタソニックをお借りしてお送りしておりました。
01:14:36 Happiemesis
ここから陣形が変わります。
よりそれぞれのポテンシャルを感じてもらえるように、少数精鋭、人員削減です。
(逆を言えば化けの皮が剥がれる瞬間でもあります)
昔は弾き語りをやってくれと言われた時に、
金井柿沼ペアでいくことも多かったのですが、
最近は金井東出ペアで、やはりヴァイオリニストのいるバンドであることを、
もっと生かさない活路はないなということで、そうなってます。
ということで久方の登板。
練習やリハで一度も間違えなかった歌詞が本番になると出てこなくなる、
この現象は何なんでしょうか?(23日に喉になんか引っかかって一旦演奏を止めたらその時に飛んじゃったんですよね)
01:18:47 CPX
ここは真緒さんがひたすら心地よく、それでいて艶やかに奏でていただいて、
ひたすらアシストの鍵盤を弾くターン。
なるべく真緒さんの呼吸を掴もうと息遣いを気にしていたけど、
横向いたり後ろ向いたりとかしてるからさっさと諦めて、
音に集中しよってなりましたよね。
鍵盤がステージの端の方にあるので、落ちないようにかなり気をつけながら弾いてますけど。
01:26:00 The Right
一旦楽屋に捌ける。休憩ひゃっほーい。
全力で柿沼氏のボーカル力を感じて欲しいターン。
まだまだBIGMAMAには引き出しに隠しているところがあって、
それを感じてもらうのは今回の隠しテーマであり、
その最たるがこのシーンだったかと。
連日共通でプレイしてましたが25日がベストでしたよね。
素晴らしかったと思います。心から拍手。
01:32:17 Sweet Dreams
01:37:07 セントライト
ここから5人揃ってSweet dreams、最後の歌詞「おやすみなさい」で消灯。
そして一筋の聖なる光、セントライトが挿し込むという演出。
01:43:32 My Greatest Treasure
01:48:50 Ruby Red Shooting Star
01:53:41 誰もがみんなサンタクロース
いつからこんなにクリスマスに似合う曲が増えていったんだろう。
しばらくクリスマスを家でダラダラ過ごした記憶がないかもしれない。
ちなみに僕が持っているのはスレイベルという楽器なのですけど、
実は頑張りすぎると次のギターに支障が出るタイプの悪い重さしてます。
健気に右手と左で持ち帰るのはとても冷静な判断をしている証拠ですし、
安井氏はシュールにシェイカーをずっとシェイクしてましたね。
01:59:00 No.9
ラスト一曲くらい立って楽しんでもいいよね?
良いんじゃない?ということで急遽スタンディング。
クリスマスソングで終わるのも良いですが、その先のこと、明日が、来年が、未来が楽しみになる気配を年の瀬こそ表現して感じて欲しいなと。
ただ実はその傍ら、
脚元でまだ準備が出来ていないよというサインを
柿沼氏が自分に送っているのに、
辛抱たまらんと勝手に金井イントロを弾き始めてしまっていて、
マジごめんと思いながらも、まあ間に合うっしょ、というスタンスで強引に進め、
やはりちゃんと間に合うのでそういうところは流石です。
02:04:15 おまけ映像
これは本番日のリハーサル中に撮っていたのですが、
バケツくんがギターも弾けちゃうと言うところで、
当初はそれを守護霊のように見守る予定だったのですが、
なんか勢いでカホンに座っちゃったしカメラも回ってるから雰囲気でこんな感じ?
みたいに超雰囲気でカホンビギナーかましてます。
終わった後めっちゃ手が痛くてこれから本番やぞ、ってなりましたよね。
というところで解説終了。
続きはまたライブハウスで。
<普段のライブの解説なぞ、アーカイブ終了までのクリスマスプレゼント企画はこちらでひっそりと>