あなたに訊きたい７つのこと#28＜畑中翔太×金井政人＞
あなたにインタビューさせてくれませんか？
普段インタビュー"される"側のアーティストが、今度はインタビュー"する側"に。
他所ではあまり聞かれたことのないような、どうでも良いようでそんな事もないような、質問を贈り合う。
#あなたに訊きたい７つのこと
今回はクリエイティブディレクターとして、dea inc. また映像レーベルBABEL LABELの一員としてもご活躍されている、畑中翔太さんをお迎えしてお届けしたいと思います。
今回も通常のインタビューに少々飽きてしまった筆者が、高校大学の直属の先輩であり、ドラマ、CM、漫画など多岐に渡るクリエイティブで活躍中の畑中翔太さんとのご縁をグイッと手元に手繰り寄せて、普通のインタビューとは少し違う角度からアーティスト（この場合はクリエイター）同士お互いに７つずつ質問を贈り合い、お届けしたいと思います。
＜畑中翔太(dea inc.)×金井政人(BIGMAMA)＞
まずは、私、金井政人からお贈りするあなたに訊きたい７つの質問について、畑中翔太さんが答えていきます。もしよろしければ皆さんも一緒に質問の答えを考えてみてください。
あなたがRPG（ロールプレイングゲーム）の登場人物だとして、最も適性があると思しき職業・役職を教えてください。
「魔法戦士」だと思ってます。自分は戦士や武闘家のように何か一つのことを極める人間ではなく、何かと何かの特性を融合させて生き残ってきたタイプなので。（でも本当は勇者になりたかったな）
2.あなたの描く物語では、”起承転結”に対して、どのような配分で熱量が注がれていきますか？
「起：４ 承：１ 転：３ 結：２」です。「起」は物語でいうストーリー設定の部分。掴みでもあるし、謳い文句にもなる部分。ここが面白くないとスキップされてしまう時代なので一番大事にしています。あと普段脚本も書いていますが、「承」の扱いって未だによくわからないです。
3.仕事中に、別仕事でのとてつもなく素敵なアイデアが思い浮かんでしまった時の対処法を教えてください。
その素敵なアイデアを自分の脳みそに定着させるために、その場にいる人たちに「こんなアイデア思いついたんだけどどう思う！？」って話しちゃいます。いいアイデアを思いついたのに意識に定着させてなくて忘れちゃったこと何度かあります。だからまず「誰かに話す」ことで、その「アイデアを自分の意識のモノ」にします。
4.あなたが「はいカット！」と声かけした前後で、変わること、変わらないことについて教えてください。
目が悪いんで、カットの声が掛かったらまず眼鏡を取ると思います。そしてまたカメラが回ったらまた眼鏡をつけると思います。
5.全く何も閃かない時のあなたの様子を他の何かに例えてみてください。
「サイバイマンにやられたヤムチャ」みたいに絶望でうずくまっています。
6.あなたのアイデアの源には何があると思いますか？
「つまらないもの」への怒りや抵抗みたいなものかもしれないです。世の中って意外とつまらないものに溢れてると思うんです。非力ながらそれを１つ１つ面白くしていきたいなって思って生きています。
7.あなたがこれまでに思いついたアイデアのうち、７番目くらいのナイスアイデアを紹介してください。
会社勤めの時に、社内の定期健康診断をヘルスオリンピックみたいにしたら、めっちゃ盛り上がって社員が健康になりました。やっぱり「競わせる」と人は動くんですね。
次に、畑中翔太さんから頂いたあなたに訊きたい７つのこと、について私、金井政人が答えていきます。
1.余生はどこに住んでいると思いますか？
ぼんやりと、どこでもいいかなと思っています。
海とか山とか、温泉とか、はたまた海外とか、憧れとしては色々な景色が脳裏を過ぎるのですが、結局は"どこ"で"誰"と、の、"誰"の部分の方が大切かなと思います。家族や気の合う友人たちと、会いたい時に会えるくらいの丁度良い距離感の場所、に住んでいたいです。
2.我らの母校・中央大学附属高校のテーマ曲を作るとしたら、どんな曲を作ってくれますか？
ツービートの英詞でメロコアなんじゃないですかね（伝統芸）。
3.神様に「来世は魚類ね」と言われたら何になりたいですか？僕はとりあえず美味しそうじゃない魚になりたいです。
数年前にダイビングの免許を取得して、音のない世界、海の中を散策している間に様々な出会いがありました。
その中でも圧倒的な存在感。まるで飛行船のような柔らかな流線形のフォルムにつぶらな瞳。悠々自適に、自分らしく、ただただ自由に。
恐る恐る近づいて、隣を泳いでみると、なんだか優しく包み込むような抱擁力に、正直抱かれても良い（パクッと食べられても仕方がない）と思いました。
「あんまり小さいことでクヨクヨ悩むなよな」
と彼は僕に一言、言い残して去っていきました（気のせいです）。
以来、心のどこかで憧れています。
ジンベエザメ。
4.ライブで唄いすぎて、自分の曲に飽きることってあるんですか？
飽きることができて、ようやく合格！みたいなところがあります。
例えば4分前後の同じ曲を何度歌唱しても、音の強弱や長短、息遣いから、無音、間の取り方を含めて、100%全く同じ、というのは余程の技術がない限り、なかなか難しいことです。安定してそれが出来ることを目指していますし、またそれが今は出来たとしても維持させることにも鍛錬が必要です。
飽きたな、とか思ってみたいです。
5.BIGMAMAの珠玉のキャッチコピーを教えてください。
“Rock”という言葉に、”Classic”という要素が包まれていて、それでいて何か病的”sick”な、それとも態度として”～らしく”などと、解釈の余白を含めて、自分たちの音楽にとっても似合っているような。
「Roclassick（ロックラシック）」
という造語が、自分のつけた作品のタイトル、コピーの中で、特に宝物のように輝いて見えています。
6.自分の人生、ドラゴンボールで言うとどのキャラですか？
日々、天才、奇才、特別な才能を近くで目の当たりにする中で、
それに憧れ、特別な何かになろうとして、結局自分にしかなれなかった。
なんて自分は凡人なのだろう。
というところからの反骨心が、自分の原動力であることを自覚しています。
シンパシーを感じるのはやはり、ヤムチャですかね（２度目の登場）。
7.2023年初出しの企みを教えてください。
何か一緒に、面白いもの作りたいよね畑中氏（既成事実から入るタイプです）。
いかがでしたでしょうか？
皆様のお時間、お暇が潰れずに、ほんの少しでもふわりと膨らめば幸いです。
先日、畑中氏のpodcastにお邪魔して、こちらでもたっぷりとお話しさせて頂いております。今後も更新予定ですので是非。
我々BIGMAMAはBIGMAMA COMPLETE というツアーの幕開け間近。
チケットはこちらから↓↓↓↓↓
長らくご愛顧頂いているファンの方にも、新しくこれからファンになってくれる方々も、２度とないこの機会をお見逃しなく。
それではまた、作品の中で、ライブハウス、ステージの上で我々は皆様をお待ちしております。
続きはまた気が向いた時にでも。
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