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誰かの何かになりたくて

現在巡業中、ツアーは多少の寄り道を挟みながら、滞りなく進んでいます。

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旅は思い出を、否応無しにも作り出してしまうし、
やはり物理的に何かが動いていた方が、感覚や、感情も、動きやすくなります。それを人は"感動"と呼ぶのでしょう
忘れかけていたことを、また一つずつ思い出しながら、取り戻しながら、
最後まで無事完走、大団円と行きたいところ。
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長年ずっと思っていたことなのですが、
気が向いた時に”衣装”として洋服をオーダーメイドする癖がありまして、
全国ツアーを周り、各地ステージでその洋服を着倒した暁には、
結果タンスの肥やしになっていることが多々あります。表現が古いな、クローゼットの守り神とかのがいいかな

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思い出も多分に染み込んでいますがゆえに、大切に保管しておきたい気持ちもやまやまなのですが、年々自分のスペースを侵食し、ついには圧迫気味。守り神たちが窮屈そうに四畳半に閉じ込められています
また、ステージ上で着ていたものを、
街中で普段使いして着るにはかなり高いハードル設定がありますそれは己の設定ミスでは?
かと言って、 ヤフオク、メルカリに出すわけにも行きませんし。安値で取引されれば本人傷付きますし

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ということではじめての試みなのですが、
衣装として作ったホワイトのレザージャケットを使って、
それがスマホケースか、パスケースか、マスクケースか、何になるかわからないですけれど、細かく何か、リメイク、リサイクル、リユースできないか、懇意にしているデザイナーに相談してみています。

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数は多く作れませんし、売り物にするにしろ、プレゼントするにしろ、
何にせよごくごく内輪の話にはなると思いますが、
このまま自宅のクローゼットに封印するよりか、いくらかサステナブルなような。
何らかの形で皆さんの手にお届け出来ればいいな、なんて思いつつ。
(もしご興味ある方は下記503clubへ)
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執筆した絵本の発売、来週11月17日、迫って来ました。

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近日中に掲載予定のインタビューだったりでああだこうだ言うとりますけれど、
結局絵本を書く動機の根っこのところは、常に音楽に対するフラストレーションです。
自己紹介する時にも、意地でもミュージシャンですと名乗りますし。もしくは自営業です、と言います
昨年リリースした「誰もがみんなサンタクロース」という楽曲を、そのアイデアを、少しでも知ってもらいたい、広く届けたい、そのために手段は選びません。

加えて、これはとても個人的な話ですが、歳を重ねるにつれて、
周りに小さな子供を持つ”親”である友人が増えてきて、
何か気の利いたお土産、プレゼントでも用意できたらいいな、なんて思う場面に出会します。
そこで甘いお菓子で心を擽るのでなく、オモチャで興味を惹くでもなく、
心を込めて自作した絵本を持参し、
喜んでくれないかな、気に入ってはくれないかな、と顔色を伺いながら、心をドキドキさせながら、圧倒的なピュアさと対峙することは、
決して悪いことではないような気がしています。
跳ね返されることもあるでしょうし、
こちらの方が教わることばかりですけれど。きっと。

今回もそんな気持ちがまた芽を出して、試行錯誤を繰り返し、いろんな方の力をお借りし、うんと背を伸ばして、もう少しでお披露目というところまでようやく漕ぎ着けることが出来ました。

素敵な特設サイトがありますので是非ちらっと覗いてみてください。
実はサイトの仕様が紅葉バージョンから、クリスマスバージョンに衣替えされています。

それと、全然忘れていたんですけど、このnoteの連載から始まった自分の前作もAmazonで取扱がはじまっていたので、どうぞこの機会に是非。もう宣伝上手なんだから


どれも、きちんと丁寧に、中身をつめられた確信はあります。
それでもまだ自分自身が完成品ではないことも自覚しています。
まだ何者でもない自分を、自分の作る作品が、ほんの少しずつ象ってくれているような。


<裏の裏側、結果表かよ、みたいな話はこちらで(503名様限定)>


褒められても、貶されても、どのみち良く伸びるタイプです。