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チャンスは一度、使い切りでしょう?

新しい環境に飛び込んでいく時の話です。

古巣に優しく背中を押して頂いて、今の場所で熱く迎え入れてもらって、
さあここかからロックバンドとして、もうひと勝負と言う時に、
僕らにとって身一つ、手ぶらで行くということは考えていませんでした。

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ミュージシャンにとって貯金、財産みたいな概念があるとするならば、
ひとつ未発表の新曲のストック、というものがあると思います。
温存という考えもあまり好きではありませんし、これまでもしてきませんでした。
自分の全盛期は今だと思っています故に(スラムダンク信者です)。

それでも、大切な我が子のような楽曲の一番祝福されるべきタイミングを見定め、選んで、世に送り出してあげることも、その責任だと考えるようになりました。

虎視眈々と、僕らはまず"10曲"いつでもリリースが叶う時に、ここぞという場面に、胸を張って送り出せる新曲を常に揃えておくことを、バンドの約束事にしました。(数だけで言えば、僕やそれぞれのメンバーで、もっとあるのだけれど、いわゆるリードソング、勝負曲という意味での認識ですかね)

そこから僕らの再出発に、10月21日(金) LINE CUBE SHIBUYA(渋谷公会堂)にて開催のフリーライブ“Hello, My Name Is”が決まり、そこで新しい姿を見せる、ということを目指した時に、もちろん新しい曲は欠かせないよね、と言う流れに。
全曲新曲でも(やりすぎやろ)、1曲でも良かったのかもしれませんが、
そこはなんとなく3という数字が選ばれました。
(眠れない時に信長の野望のゲーム実況を聴きながら眠る僕が、毛利の三本の矢の話をイメージしていたとか、そういうのではないと思います。多分。)

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バケツくんを迎えて、BIGMAMAのクリエイトは激変しました。
元々僕の作り出すメロディーを柿沼がどう整え、伸ばしていくか、が自分たちの作曲の正攻法だと僕自身も思っていたのですが、そこに現れたバケツくん、メロディーメーカーとして、作曲者としても、異端で、秀逸です(さらに歌声も素晴らしいときた)。
いつか日の目を浴びることへの、執着や、執念のような、長年熟成されていた狂気すら感じます。当たり前のように僕も柿沼も、触発されますし、刺激もされます。
バチバチっと火花散るライバル意識が生まれて、一段と熱の入った制作になったのは嬉しい大誤算。
そして、僕が、より作詞の面で自由になれたような。

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というわけで、10曲の中から試聴会を経て、3曲。
残りの7曲も比較して劣るわけではなくて(むしろ僕の推しは選ばれていませぬぜ。)
渋公のステージで鳴らすのに選ばれた3曲。
先行してワンコーラスバージョンを本日10/6(木) 20:00に公開します。

まずは純粋に先入観なく楽しんでくれたら嬉しいです。
ものすごく評判が良ければすぐにリリースが決まるかもしれませんし、
このままそっとお蔵に眠ることになるのかもしれません。

ここから1021が終わるまでに、
いかにして熱量を生み出すことが出来るのか、
目に見える部分も、見えない部分も含めてです。
すべては僕たち、BIGMAMA次第です。

■PEACE OF CAKE

■イノセント

■虎視眈々と

どうぞ1021まで、たくさん聴いて待っていてくれると喜びます。


<オブラートに包むような話をこちらで包まないでやってます(503名様限定)↓>


褒められても、貶されても、どのみち良く伸びるタイプです。