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ツアーリハを終えて、そして最近のことを聴いておくれよパトラッシュ。

Zepp Tourのリハーサルを無事終えて、
並行していくつかの取材を受けながら、ようやく一息ついているところ。

ここまで、自由に、緻密に、ヘンテコに、
やったことない××××セットも含めて、
着々と粛々と準備を進めて来たし、
いつになくライブを待ち焦がれている自分がいる。
ただ、いろんな事情で、今も尚選択を迷っている人や、
断念せざるを得ない人がいるのも承知しています。
それでも、ステージに立たせてもらうことを選ぶ以上、来てくれた方に対して、
今持てる全力を持ってしてお迎えしたいと思っています。
勿論できる限り、最大限の配慮をしながら。

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いくつかのインタビューで、
去って行ったメンバーのことを聞かれる。まあ、そうなるよね。
でも僕らの時間軸で言えば一年以上、いやもうちょっと前の話。
例えが悪いかもしれないけれど、
どこか昔の彼女のことを聞かれるのに似ている。
良く言ったところで未練がましくて気持ちが悪いし、
悪く言ったところでも品がないように思うし、
ペラペラ喋りすぎること自体、何だかちょっと気が引ける。
それでもインタビューで聞かれたことに関しては、丁寧に、真摯に言葉を紡ぐ他ないのだけれど。全ての記事をチェックしてくれる方が退屈しないように、同じことを言わないように気をつけながら、
言葉を選ぶのに、僕は正直疲れたよパトラッシュ。
(取り上げてくださるメディアの方々には愛しかない、感謝です。)

そもそも、今回のことの経緯、起きたことの顛末について、きちんと説明すべき人は、この場合、僕であるべきではないと思うので。そこのところよろしく。


ただ、ひとつ。
BIGMAMAとして約束していたライブ、
Roclassick the lastの振替公演に関して、
これまで何度か会議のテーブルの上にはあがったものの、
このタイミングまでに実現させることは叶わなかった。

やはりライブは、自分たちが、皆さんとともに、
ワクワクして待ち焦がれて、ドキドキしてその日を楽しみにして、
気持ちが一つになってこそ、
そこにあるべきだと思っていて、
約束を反故にするのは自分の信条に反するのだけれど、
こうなってしまった今がその状況にあるのか、
もはや約束を守ることが本当に正しいことなのか、自分にももうちょっとわからない。
けれど、また何年か経って、
いや、何十年先かもしれないけれど、
いつか霧でも疑念でも、モヤモヤッっとしているものが晴れて、
雪でも蟠りでも、カチンときているものが溶けたと思えたら、
馬鹿なフリでもして、もう一度テーブルの上にあげてみよう僕はするだろうし、
それがたった一人でも、その日を楽しみにしてくれていた方に対して、
決して忘れてはいないよ、ということはここに記しておきます。

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今はただ、炎に似た感情はガソリンに、情熱に変えて燃やして、
ひとつひとつのステージを、ライブを心待ちにしているし、
その耳で、その心で、
裸の王様、the Naked Kingという最新の曲を
what a beautiful lifeという新しい作品を、
あなたが受け取ってくれるまで、辛抱強く、声を枯らして、ギターを掻き鳴らし続ける所存。
言いたいことはちゃんと音楽の中にあります、ミュージシャンですから。

今、現在進行形のBIGMAMAを体感してもらえれば、
美化されるような過去は少なくとも僕にはもうちょっと思い当たらないですし、
因果応報、結果は未来が証明してくれると信じています。
主人公として、自分自身で証明して行くまでです。
僕の見通しが正しければ、この物語は先々に、ひと盛り上がりあると思うので。

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美しき我が人生を、と、
皆さんの前で胸を張ってそう歌える、そんな日々を重ねながら。


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と、いう記事を書きながら、途中、居眠りしてるところをスタッフにしっかりと撮られていたというオチ。



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MasatoKanai
褒められても、貶されても、どのみち良く伸びるタイプです。