祖父母孝行となるものを
金曜日は有給を使って、一泊で岐阜に行ってきた。
父方の祖父母に会いに行くため。
岐阜の中でも大垣という結構田舎な場所だから、行こうと思って行ける場所ではない。
ましてや子供も連れてなんて。
岐阜に行ったのは何年ぶりだろう。
結婚した直後に一度行ったから、約5年ぶりかな。
そう考えると5年ってあっという間だ。もう5年か。
前回は自分の両親と結婚したばかりの妻の4人で行ったが今回は違う。
子供2人も連れて。
自分が会いに行ったというよりも子供達に会わせるため。
上の子が産まれたのがコロナ禍真っ只中だったから、なかなか会わせることができなかった。そうこうしているうちに2人目も産まれ、やっとこさ落ち着いたタイミングが今だった。
コロナの影響はまだあって何度か延期してしまったけど、やっと行けた。
90歳近くなる祖父。
延期してしまって遅くなってしまったけど、なんとか顔を見せることができて本当によかった。
ちなみに、私の祖父だから、子供たちは祖父からしたらひ孫になるわけだ。
ひいおじいちゃんとひ孫の関係って、なかなかに遠いから会えるこのタイミングって相当貴重だと思う。
子供たちはまだ1歳と3歳だから、大きくなった時に記憶に残っているかは正直わからないけど、今の時代は便利なもんでスマホに簡単に写真を記録することができる。だからそれを見せて思い出として残しておきたいし、祖父にとっても「ひ孫に会えた」という事実は消えることはないのだ。
もう自分の力で立つことすらできない祖父だけど、親から色んな話を聞く中で想像していた姿よりも元気そうでほっとした。
帰り際、「ばいばい、元気でね、無理はしたらあかんよ」と自分たちが言いながら、子供たちの顔を改めて祖父に見せた。そして祖父と子供の手をそっと握らせた。
その瞬間に流した祖父の涙。
一生忘れない。
自分の親ですら自分の子供たち(親からしたら孫)に会うと幸せそうにしている。
そんなだから、祖父母にも会わせることができて本当によかったと思う。
これがもし叶わないまま過ぎてしまっていたら、僕は一生後悔していただろう。
人生、長生きすることが全てではないけど、できるだけ長く生きてほしい。
次会う時は、上の子はもっとよく喋り、下の子は歩けるようになってるよ。
きっとね。