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「書く習慣」 新社会人になる甥へ
涵養であれ
「書く習慣」 5日目の課題を書きます。
私には今年配属予定の新卒社員のメンバーが一人います。
彼は4/1に入社し、2週間の研修を受けています。その研修を受けた振り返りレポートがちょうど昨日手元に届きました。
レポートには、新しい仕事や人との出会いに対する希望、学生から社会人となり、責任の重圧に対する不安感や、同期の新卒社員が次々に手を挙げ質問する中、しりごみしてしまう自分に対する焦りが書かれていました。
新卒社員である彼の気持ちを想像しながら、お題である甥に伝えたいメッセージとして、したためました。御笑覧いただければ幸いです。
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新社会人になる甥っ子へ
春からの社会人生活のペースはつかめましたか。元気に過ごしていますか。
今日はあなたに伝えたいことを一葉、綴りました。
社会人になったあなたへ、「涵養」という言葉を贈りたい。
涵養とは、水が土に染み込んでいくように、無理をしないで、ゆっくりと養い育てること。
学生から社会人とステージが変わり、多かれ少なかれ責任という言葉と向き合っているのだろう。
その責任感から、早く社会人としての責任を果たし、みんなの役に立ちたいと焦る気持ちもあるだろう。
周りとくらべ、仕事をやってみて、こんなはずじゃなかったと悔し涙をにじませる日もあるのだろう。
そんな時にはこの言葉を思い出してほしい。
涵養であれ。
赤ん坊は生まれてすぐに歩こうとしない。首や足腰が成長し、準備ができたときにようやく歩き出す。
君は、社会にとって赤ん坊だ。
いつか準備ができて歩き出したその姿は、周りの人の喜びや希望になるだろう。あなたのペースでいい。
涵養であれ。
美しい花も、種からいきなり花を咲かせない。芽を出し、根をはり、葉を広げ、茎を太く長く伸ばし、そして花を咲かせる。
君は、社会にとって種から芽を出したばかりの花だ。
はったその根が深ければ深いほど、その葉が広ければ広いほど、その茎が太ければ太いほど、たっぷりの養分がつぼみに届き、やがて君らしく美しい花を咲かせるだろう。その花は、その根や葉や茎の成長を知る周りの人の心にも祝福という花を咲かすだろう。あなたらしく成長していい。
涵養であれ。
もしもくじけそうなとき、おじさんとビールを飲みに行こう。きみのはなしを聞かせてくれ。遠慮はいらない。涵養な時間を共にしよう。
Fin.
これ自分に対してのメッセージでもあるなと、読み返して思いました。
最後までお読みいただきありがとうございます!
そして、新社会人の皆さん応援しています!