ハードオフのジャンク・レコードコーナーで見かける3選 Vol.3
意外とVol.3まで来たこのシリーズ。
「ハードオフのジャンク・レコードコーナー」で見かける3選です。
以前も書きましたが、これは「残っている」というネガティブなものではなく「それほどみんな買っていた」当時の人気作という事です。
前回までの記事はこちら。
まずはCulturure Club - Kissing to Be Clever(1982 UK:5 US:14)
カルチャー・クラブのデビュー・アルバムです。
Air Supply同様、なぜか100円コーナーに残ってます(^^;
ファンクとラテンを合わせたファンカラティーナの要素も多く、先見の明でポップに消化していたセンスが凄い。
そして実績もない1stなのにしっかりUSでもヒットしてるんですよね。
UK勢がアメリカのヒット・チャートを賑わした第二次ブリティッシュ・インヴェイジョンが始まった時期とはいえ、やはり実力。
The Policeなどもいち早くレゲエとUKサウンドを組み合わせて「ホワイト・レゲエ」なんて呼ばれていましたが、こちらの曲も見事にレゲエを消化。
Culture Club - Do You Really Want to Hurt Me(1982 UK:1 US:2)
楽曲だけでも十分優れているのに、ダメ押しでアメリカ人にはできないボーイ・ジョージのメイク、ビジュアルですから。 これは強い。
Culture Club - I'll Tumble 4 Ya(1982 US:9)
こちらもラテンの消化上手いよなぁ。
続いてOST - Flashdance(1983 US:1 UK:9)
1983年の映画「フラッシュダンス」のサウンド・トラック。
80年代にジャズダンス・ブームを巻き起こしたダンス映画。
2曲も全米No.1シングルが出ました。
この後、「フットルース」「トップガン」「ダーティ・ダンシング」とサントラがヒットの鍵を握る状態が続きました。 70年代では「サタデーナイトフィーバー」などがありましたが、80年代ではその走り的存在ですね。
Irene Cara - Flashdance...What a Feeling(1983 US:1 UK:2)
Michael Sembello - Manic(1983 US:1 UK:43)
最後にOST - Footloose(1984 US:1)
そのフラッシュダンスの翌年に出た映画「フットルース」のサントラ。
このサントラもモンスター級でしたねぇ。
なんとここから7曲もシングル・カット!
全米1位も2曲ですね。
Kenny Loggins - Footloose(1984 US:1 UK:6)
ケニー・ロギンスはこの後「トップガン」の主題歌「Danger Zone」と続きます。
Bonnie Tyler - Holding Out For A Hero(1984 UK:2 US:34)
日本でも葛城ユキ、麻倉未稀にカバーされたりドラマ「スクール☆ウォーズ」で使用されて有名です。
以上、今回も3つ紹介しました。
今回調べてみて改めて驚きでしたが、どれもチャート・アクションが良い作品でした。 だからこそ日本でも売れて中古に多いのでしょう。
それでは、今回は80年代サントラのプレイリストを紹介して終わります。
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