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ライフプラン 人生100年時代を生き抜く力を身に付ける

人生100年時代へ突入、ライフプランの必要性

皆さん、ご存じの通り、会社に就職し、定年まで勤めれば、老後は安泰という時代の終焉しています。まだ少ないもの会社も副業を認めてますし、会社に勤めれば何とかなるという時代ではありません。定年の年齢も徐々に引き上げれ、年金も60歳からももらえますが、基本65歳支給へと変化しています。しかし年金もどのくらいもらえるのか不透明ですし、そして、いつまで働ければよいのか、その答えは自分で決めるしかないの現状です。

そして、現在人生100年時代に突入していると言われています。理由の1つは、医療の発展、栄養状態の向上などで長生きになり、日本は世界の中でも長寿の国になりました。

厚生労働省「100歳以上に高齢者などについて」(2019年)、「簡易生命表」(2019年)によると、2019年時点での平均寿命は、男性81.41歳、女性は87.45歳。100歳以上の人の数も2019年時点で、男性8463人、女性6万2775人となっています。

そして今、100歳まで長生きすることを前提としたライフプランを考える必要性が出てきました。

40代の9割以上の人が老後に不安を抱えている現状

老後に対してどのくらい心配しているかを年代別で見ると、20代で80.0%、30代で85.0%、40代で91.0%、50代で86.5%、60代で76.5%、70代で68.5%と40代が一番に不安に思っている結果となった。

また、貯蓄額で見ると、貯蓄額900万以上でも不安に思うかの調査によると、貯蓄していないで88.9%、50万円未満で87.1%、50万~300万円未満で88.4%、300万~500万円未満で84.8%、500万~900万未満で81.6%、900万円以上で71.3%と900万以上で老後に不安を感じている結果になった。これは老後2000万円問題を反映しているのかもしれません。

老後に不安を感じているため、まだまだ働きたいと思っても、厚生労働省「「高齢者の雇用状況」集計結果」(2019年)の調査によると、定年を引き上げている企業はまだわずかで、継続雇用制度導入する企業は99.8%、定年の引き上げが17.2%、定年制の廃止は2.7%となっている。今後少子高齢化社会になっているので、定年の引き上げを行う企業は増えてくると思われるが、定年制を廃止するまでにいかないと考える。

ライフプランを作成し、将来不安を解消する

人生の三大資金(子供の教育、住宅、老後)には約2億円かかると言われています。それぞれを説明していきます。

子供の教育について

公立か私立に通わせるかによって教育費は大きく異なってきます。また、大学が文系か理系かによっても費用が異なってきます。幼稚園、小学校、中学校、高校、大学とも公立の場合は、総額で約1020万円。幼稚園、小学校まで公立で、中学から大学まで私立の場合、総額で約1668万円。幼稚園から大学までずっと私立の場合、約2496万円。但し、幼稚園2年、私立大学は文系とした場合の比較です。オール公立とオール私立の場合を比較すると、約1500万円の差がでることが分かっています。

住宅について

一生賃貸かマイホーム(マンションか一軒家)を購入するかによって、マネープランは変わってきます。一生賃貸かマイホーム購入を比較しても、金額に差はありません。賃貸の場合は、更新料や毎月の家賃が掛かります。マイホームの場合、ローンの返済、固定資産税などがかかります。またマンションと一軒家を比較した場合、マンションだとセキュリティー面では安全ですが、修繕費の積み立て、騒音の問題など問題点もあります。一軒家の場合は、セキュリティー面は自分たちでどうするか考える必要があります。但し、騒音はよほどの大音量でない場合、気にする必要がないなどの利点があります。

購入する場合にも「いつ買うか?」も収支に影響を与えます。20代で買うのか、40代で買うのかで、ローンの返済額や返済完遂年齢も変化します。

老後について

どの程度豊かに暮らしたいかによって生活費も異なります。実際に総務省のデータによると、夫婦2人で暮らす世帯の公的年金などの収入は約22万3000円、そこから税金や社会保険料が差し引くと、可処分所得は約19万4000円。実際にかかっている生活費は約23万6000円、毎月約4万2000円の赤字が生じる計算になります。この赤字を貯蓄で賄うとすれば、65歳から85歳までの20年間で計算しても約1008万円必要です。

夫婦2人で悠々自適なセカンドライフを送ると考えた場合、最低限必要な生活費月22万1000円、セカンドライフの期間を65歳から85歳までの20年間と仮定すると必要な老後資金は約5304万円必要と言われています。さらにゆとりある生活を送りたいとした場合、必要な老後資金はさらに用意する必要があります。

また、定年退職後に何歳まで働けるかによって、老後の収支は大きく変化する。老後生活するには、公的年金や厚生年金では足りないため、最近では定年後働けるまで働く当たり前のようになっています。

ライフプランを明確にし、資金を数字で把握する

なぜ不安になるのか?



一番の原因は、将来どうなるのか先が見えないのかです。ではどうすればよいのかというと、きちんとライフプランを立てて数字で把握することが必要です。人生100年時代だからこそ、老後を含めて、ライフプランを立てることが必要になってきます。また数字で可視化するのも重要です。きちんとした数字で見えない、どのくらい必要かわからないから不安になるのです。

では、ライフプランを立てればどうなるかというと、目標にむかってすすむことができます。

不安を解消して人生の目標を達成する流れ

最後に、人生の目標を達成するにはどうしたらいいのかお話していきます。

第1ステップは、ライフデザインを明確化することです。どんな人生を送りたいのか、人生全体の目標を明確にすることが第1ステップです。

第2ステップは、ライフプランの作成です。人生の目標を達成するために、何歳の時に何をするのか、ライフプランを作成することは大変重要になってきます。
第3ステップは、マネープランの作成です。ライフプランを実現するために、必要な資金を確保するための方法を作成していきます。

このステップを踏むことで、人生の目標を達成することが可能となってきます。どれがかけても、目標を達成することができないと考えて頂ければと思います。


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