香港旅行記
你好!(早くも広東語タイム終了)
今回noteを書いている理由はほかでもない、先日行ってきた香港旅行について、旅の記録を書いておこうと思ったからだ。
香港に行ったのは7月11日(木)~15日(月)まで。本当はもっと早く書きたかったのだけども、DTMやったり、サボってたり(大半)してたら1か月近く日が開いてしまった。いかんいかん。
既に月日が経って興奮度がだいぶ収まってしまったが、完全に忘却の彼方にいくまえに、旅の様子とそこで感じたことなど、とりあえず書きなぐっていこうと思う。
1日目 成田空港→香港
日本から香港への飛行機は、朝9時くらいに出発だったんだが、念のため、前日の終電から、成田空港にはいた。結果としては普通に始発で余裕だったっぽいのだが、まあ万が一電車が事故などで止まったりでもしたら、ということを考えたらまあよかったのかなとは思う。
海外旅行に行くのは、今回が人生で2回目なのだが、最初のオーストラリアのときは、羽田空港から発ったので、地味に人生で初めてかな、成田空港を使った。
無計画な俺は、適当にカプセルホテルみたいなとこで時間つぶそうなんて思っていたのだが、夜中の成田空港第一ターミナル付近にそんな場所は空いていなく、(第2ビルのほうにはビジホがある)そこそこ居た空港待機民たちに交じって時間をつぶすことになったのだ。
なかなかに長い時間を過ごすことになったが、こういう夜→朝の空港の様子とか見てるのはそれはそれで楽しかったので悪くはなかった。二回目はごめんだけど。
5年ぶりかつ、前回とは違って、1人での旅行なのもあって、出国できなかったらどうしよーみたいな不安があったが、無事に出国。
香港到着
そんなこんなでイミグレも済んで無事に香港に到着した。
そういえば入国のときは「15日までステイね?」って聞かれただけで目的とかは特に聞かれなかったな。
オーストラリアの時もそうだったと思うけど、建物の様子とか、空気感とか、若干洗車してなさそうな(逆に日本の車って異様に綺麗な気がする)細長いナンバープレートが付いた車が走っているのをみて、うおおおおお、「「「「「海外」」」」」にきたあああっていう感覚が凄い来た。
日本国内の景色でも、どっか観光地を訪れたときに写真でみるのと現実の景色が若干違って感動がプラスされるっていう補正はあると思うんだけど、さらにその上に”海外補正”が加わって感動が二重加算される感覚、誰か共感してくれると思う。
あー、やっぱり定期的にこういう刺激は浴びないとだめだなあってこの時思ってた。駅からホテルに向かう道中の歩きだけで、今回若干無理してでも旅行に踏み切ってよかった、って本気で思った。
香港自体には、2年くらい前から行きたいなあってぼんやりと思ってて、本当はラリア行く前に発行した5年のパスポートが切れる今年の頭までには行きたかったんだけど、ちょうどその頃にDTMとか初めて時間的にも金銭的にも(10万くらい課金した)とてもいけるタイミングじゃなかったんだ。
パスポートは切れちゃったけども、そろそろ行かなければ永遠に行くことがないだろうな、みたいに考えてて、また今度は10年分のパスポートを作って、6月のある日に、もう思い切ってホテル付きの旅行券(キャンセル料鬼%取られるから絶対に行かなければならない)をとってしまったのだ。人生行動しないと終わっちゃうもんね。
今回のお宿 The Royal Pacific Hotel And Towers
ホテルの決め手は、中心街にある、見た目がかっこいい、以上!
お値段一泊当たり2万円ちょい。まあまあ高い。
ほんでもって後述もすると思うけど、中に入っている飲食店が結構高かったので多分インバウンド向けな感じか。
金ない日本人からの搾取やめちくりー
折角なら若いうちに不便を楽しむ貧乏旅ってことでもっと安い宿にするのもありかなとは思ったけど、まあでも心配ごとを増やしたくなかったんで安パイにしてもうた、、、
ただこのオブジェと周辺の港の景色が最高だったので良しとしましょう。
九龍公園を抜けて中心街、尖沙咀(チムサーチョイ)周辺へ
中心街の情報量の多さに圧倒されているうちに空腹が限界に来ていたので、(このへん疲れからかあんまり写真取れていない)駆け込んだ飯屋がこちら↓
なんでやねん
なんでおれはこんな謎の料理注文したんだろう。
肝心のお味は、肉、フレンチトーストともにそこそこ良かったが結構油がすごかった。まあそれらはいいとして問題なのがポテサラ。うまく説明できないが癖のある味だった。このときほど白米を欲することは今後の人生で訪れるだろうかいやないだろう(反語即答)。ポテサラ、お前は主張しなくていい。頼むから味を中和してくれ。
そしてお水が提供されておらずだったので、仕方ないからExcuse me, can I have ワーラー(アメリカ発音)プリーズした結果、ぬるま湯が提供された。これは他のお店でもそうだったが、向こうでさっと出されるお水は、冷たいやつじゃなくて、ぬるま湯なのだ。
あくまで予想だが、やはり安全のために一度沸騰したお水を提供しているのだろう。
濃ゆい味の後にこれはなかなか堪えた。
だが安心したのもつかの間、コンビニで適当に買ったこの菊花茶というお茶…
クッッッッッッッッッッソ甘かった😇😇😇😇😇😇😇😇😇😇
なんだこれは、例えるならガムシロップ????
香港についてからいきなり、食べ物・飲み物の洗礼をぶち喰らうのであった。
海沿い周辺
訪れたのは平日木曜といえどやはり観光地。かなり人は多かった。
今回の旅はすんません写真撮ってくださいも躊躇なくいえたで。
K11モール内部
それはそうと、今回K11モールに訪れたタイミングで偶然ドラえもんフェスティバル的な催しがやっていたそうで、11日木曜日の時点で既にいたるところにドラえもんにまつわる置物が置いてあった。どこでもドアとかもあったから撮ればよかったなあ。なんだかドラえもんガチ勢すぎて香港に遠征した民みたいでウケる。
1日目からレコード屋にも行けた
香港で初めていったレコード屋は “The Wake Listening Room”
上の写真からもわかるように、椅子が置いてあったりとゆったりとした店内。奥に視聴機とかもあって座りながらじっくりとレコードを聴ける店だ。
そして何より驚いたのが、日本のレコードの多さ。
この店に限らず、これから数日間で訪れていく色んなレコード屋で、日本のジャケットの多さに驚いた。
J-POPのアルバムはもちろんだが、普通に洋楽のレコードとかも日本語の帯のものが多く見られた。これにはびっくり。
これだけ日本語が書かれてたら、香港の人もある程度は日本語読めるのでは…?
そして後述するが、ここでは渡航前から買いたいと思っていた、広東語ポップスのレコードをゲットできた。
シンフォニー・オブ・ライツ
香港では毎晩、午後8時になると、シンフォニー・オブ・ライツという、夜景を堪能できるイベントが開催されている。初日から拝むことにした。
文句なしの景色ではあったが、空に向けた光が若干弱いような気がした。多分これは夏のまだ少し明るい時間帯と、湿度のせい…?
それでも香港の美しい夜景に初日から酔いしれることができた。
盛大な旅の幕開けやあ…
ホテルへの帰りがけで印象的だったのが、この写真のような、室外機むき出しで、結構汚れた古いビルが、街の中心街に多かったこと。
スラムっていったら言い過ぎだけど、雰囲気を醸し出す古い建物群が街の中心街に多いのは、東京住みからすると結構インパクトが大きかった。東京の建物は逆にきれいすぎる。
この辺は攻殻機動隊とか好きな人にはけっこう刺さるポイントだと思う。
驚愕の3700円晩飯
シンフォニー・オブ・ライツを観た後は、ご飯を探しに行かず、とりあえずホテルに戻ってきたのだが、これがちょっと失敗だったか。
前述の通りホテル内の店はインチキバウンド商売をやっとるらしく、こんな麺類一品のお皿(うまかったけど)+謎の力でお茶のサービスフィーがとられて約3700円もした。ぴえんぴえん🥺
昼飯もそうだけど、かなりご飯の洗礼を浴びせられた1日目であった。
2日目 香港島へ
2日目は、香港の南側の、香港島を見て回った。
ぐっすり朝9時くらいまで眠って体調万全、さっそくフェリー乗り場へ。
この後爆雨、からの快晴。5日間通して天気の移り変わりが凄かった。
フェリーには、普通に通勤っぽい人とかも乗っていた。
運賃も電車と同じくらいだったので、観光だけでなく普通に日常の移動手段として使われているのだろう。
オーストラリアいったときもそうだったけど、最も混雑しているエリアでも、高田馬場駅より少ないレベルって感じなので、やっぱり東京の人混みは世界一っていうのは本当なんだなって思わされる。
トラムに乗って島の東側へ
一律3HKD、つまりたった60円くらいで乗れるトラムに乗って島の東側に向かう。
ここでもかっこいい建物がいpppっぱい見れたので写真をいっぱい貼っておく。香港の建物まじでかっこよすぎ
香港の至るところで見られた、「竹」の足場で覆われたビル、これもまた日本人からみると異質な雰囲気を醸し出していた。解説している記事を見つけたが、湿気に強い、軽い、といったメリットから使われてるらしい。あとはやっぱ安いからかな。
今回の旅の目的地① ”モンスターマンション”ことYick Cheong Buildingへ
香港にどうしても行きたいって思った要因の一つが、この「モンスターマンション」を生で見たいと思ったことだ。
この建物を知ったきっかけは、満島ひかりが歌う、「ラビリンス」という曲のMVで使われていたこと。ワンカットで撮っている(ように見えるが実際はいろんなロケ地に移動している)めちゃくちゃかっこいい映像。冒頭のシーンでこの建物がでてくる。
まじでこの映像すこ。
そして実際の建物がこちら↓
すげえ迫力。
こういうのって実際に訪れたら大したことねえんじゃないのっていうのが残酷な定説だが、そんなことはなかった。まじで凄い迫力だった。
写真撮影のお願いは、この時だけは日本人の観光グループがタイミングよく一緒だったので、そのうちの1人に撮ってもらった。もちろん彼らの集合写真も撮ってあげた。同じく東京から着てたらしい。SNSとか交換しなかったけど、旅行楽しめたかな。もしもこれ読んでたらぜひDMしてほしい😇
ほんでこのビルの地下だが、写真撮るのは忘れたが普通にレストランとか服屋とか美容室とかのテナントが出店していてびっくりした。
てっきりこのビルは街のはずれの人が少ない地域にひっそりと建っているものだと思っていたのだ。エジプトのピラミッドと同じパターンだこれ。
ほんでこんな危なそうなビル、いつ取り壊されるかもわからない、って思ってたから香港に行かねばって決意してたが、実際のところ、高さとか細長さとかがめちゃめちゃなわけではないので、全然倒れそうって感じはなく、多分しばらく取り壊されるようなことはないと思う。
記事上の方に室外機がたくさん置いてあるビルの写真をのせたみたいに、香港にはこういうなんというか小汚いビルがたくさんあるので、この場所だけ異質な存在感を放っているって感じはなかった。まあでも、後述するネオンサインみたいになくなってしまう可能性はゼロではないから、行きたいところには行けるうちに行っておくのが吉ですな。
セントラルのほうに戻る道中、飯食ったりレコード屋みたり
画像だと値段みにくいが確か70ドルくらい(1400円)だったと思う。結構うまかった。お値段と味の癖のなさ等を鑑みるとここが香港旅行中で最も無難なご飯屋さんだったと思う。
世界一長いとされる、「ミッド・レベルズ・エスカレーター」に乗る
世界一長いとはいっても、ずーーっと乗っているわけではなくて、恵比寿の動く歩道みたいな形式で途中の分断がある感じなのでなんとも言えなかった。以上。
雑貨屋「Select 18」
さっきのエスカレーターからほど近くにある雑貨屋さん、select18。去年渋谷で仲良くなった香港のお友達に勧められて行ってみた。(ちなみにそのお友達は足を悪くしてて今回会えなかったのでとても残念🥺)
ここでも広東ポップスのCDを買った。
香港ヘアーに散髪
髪が長くなってきた、夏が本格的に始まった、という時期であったため、せっかくなんで香港で髪をきることにした。
「香港ヘアー」にしたかったので、”In fact, I am Japanese, but I want to be like a hong kong style. That is souvenir for myself"みたいなことを言って以下の写真を見せた。
ほんでカット
かなりバッサリ。
香港のFuture Funk(※)プロデューサー、Daviouxxみたいな仕上がりになったので、日本のDaviouxxとして日本のFuture Funkシーンを盛り上げていきたいと思う。
ちなみに髪切った場所はここだったはず。お値段は3800円くらいと、まあ普通でよき。しばらく切らなくて済みそう()
ピークトラムで香港の夜景を拝みにいく
2日目のメインイベントでもある、ヴィクトリアピークに登る電車に乗りにいく。
これを観たかったんやあ…
夜飯は一回は食っておこうと思ったマックへ
セットで58ドル(1200円程度)安く感じる。
日本とあんまり変わらない。日本のマック最近高くなったっていうか昔が安すぎで、そっから値上げの幅が強すぎた印象。
マック=安いってイメージはとうになくなったよね。
今マックとバーガーキングが横並びにあったらどうせ値段ほぼ変わらないし(むしろバーキンのが安い?)間違いなくバーガーキング入るもんね。
ちなみにこれ、あほうまかった。なんなら香港旅で一番だったかも()
この辺で謎の韓国人観光客ニキと仲良くなって、イニシャルDが好きって話で盛り上がったのおもろかったな。
あと、トラムの往復チケットをなくしてしまったんだけども、レシートを見せたら幸運にも普通にのせてもらえてよかった。優しいとこあるやん
麓まで下りて、セントラル周辺のクラブ街に向かう。
クラブ街は正直、、めっちゃ微妙だった😇
まだ渋谷のチャラ箱のほうがおもしろい…?
いや、チャラ箱と純粋な比較をするのは違うか。
こればっかりはイベントのリサーチをちゃんとできていなかった自分が悪いんだけども、それにしたってハウスとか流れる4つ打ちの音箱ぐらいあるやろと思っていたのが甘かった。
次に海外旅行いくときはもっとクラブイベントについてちゃんと調べてから、というかなんならそれに行くのを目的としていきたいな。
終電ぎりぎりまで香港島の方で遊んでようと思っていたが、そんなバイブスにもならず、23時前には尖沙咀のほうへ戻った。
だが、セントラルから尖沙咀への電車で行くつもりが謎にミスって香港駅から九龍駅に来てしまったので、無駄に長く歩くことになってしまった。
歩くの自体は楽しかったのだが、これが3日目、4日目に疲れを引きずる結果に。
3日目 カイタック空港跡地、尖沙咀から北側を散策
3日目の午前中は、かつて存在した、カイタック空港の跡地を観に行った。今では、中心街から西側の結構離れたところに空港があって高速鉄道を使って街へでていく感じになっているんだけども、1998年までは中心街からかなり近いところに民間の旅客機がビュンビュン飛んでいて、世界一危険な空港と言われていたようだ。
実はうちのママンが昔香港旅行に行っていた際、このカイタック空港を利用していたそうだ。しかも行ったのは1997年と、ちょうど香港がイギリスから返還された年で、空港が切り替わる僅か1年前。ママン、羨ましすぎる。
カイタック駅からバスに乗って空港跡地周辺へ。香港のバスは、オーストラリアと同じ、番号によって行先が違うシステム。ただ全然違う方向へ行くやつは色も違っていてわかりやすいと思う。
現在のカイタック空港跡地周辺
カイタック空港跡地は、wikiによると現在はクルーズターミナルになっているらしいが、この日は土曜日にもかかわらず、ほとんど歩いている人がいなくて、屋上をランニングしてる人くらいしか来ていなかった。
まったく不完全な状態なんかな。
また、もう一つ昔の香港の遺産として、九龍城砦の跡地も観たかったんだが、今回は、行きそびれてしまった💦
ママンが行った1997年の時点でも既に建物は取り壊しになっていたようで、今はもう跡形もなく公園になってしまったようだ。
Youtubeには当時の凄い映像がいっぱいあると思う。
日本の8.90年代ももちろんだけど、香港のその時代の映像も大好き人間なので、興味のある人はぜひYoutubeで色々見てほしい
レコード屋、Showa city clubのある深水埗(シャムスイポー)へ
いよいよ今回の旅の一番の目的地である、Showa city clubがある深水埗へやってきた。
Showa city clubの開店までまだ時間があるので、その前に駅周辺を散策。
こういう電飾が売っている店がやたら多かった
ネオンサインでもあれば記念に買うのもありだと思ったが、画像にある「OPEN」のようなネオン管チックなLEDは全部非売品だった。残念。しゃーない、SHIENで気に入ったのがあったら買うか。
チェーン店っぽいとこで広東料理を食べたが、うーーーん、なんというか甘い?ちょっと独特な味。広東料理はなかなか口に合わないかもしれん…
このあたりでもう香港飯に疲れているw
いざ、Showa city clubへ
Showa city club
深水埗の雑多な街をGoogle mapを頼りに歩いていると、その小さなレコード屋はぽつんと建っていた。
開店時間の午後1時の少し前についたのだが、まだシャッターが閉まっていた。1時を少しすぎても開く気配がなかったのでちょっと焦ったが、5分を過ぎたころ、男性がやってきてシャッターを開けたのだ。
Showa city clubは自分の好きな音楽ジャンル、Future Funkを作るneon city recordsというレーベルのリテーラーショップだ。日本の中古レコードのほか、セーラームーン等の当時のグッズと、neon city recordsのオリジナルレコードやグッズ・シャツ等が売っていた。
レコード、CD、カセット、Tシャツ、エコバッグ、コップ、諸々ステッカーで4万円分くらいお買い上げ💸💸💸💸
楽しすぎた…
小さなレコードショップだったけども、いっぱいの夢が詰まっている場所でした。ほんとに行けてよかった。
女人街(ノイヤンガイ)を練り歩く
深水埗からほど近くにある、雑貨や服屋で有名な女人街へ向かった。
女人街は、こんな感じの屋台が延々と続くストリートであった。
この後、日本のサブカルグッズなど置いてある人気なショッピングモール、信和中心に行ったりしたのだが、暑さとさっきShowa city clubで買ったレコード類の重み、加えて香港旅行始まってから多分この時で累計50キロくらい歩いてた疲れがきて、一度ホテルに戻ることにした。
少し休んでから夜の香港を散策
暗くなってきたところで、これもまた香港にきた大きな理由の一つである、ネオンサインが光る夜の街を散策してみた。
画像のような、夜にひときわ輝くネオンサイン。香港の代名詞の一つであろう。
だが残念なことに、香港のネオンサインは2010年の建築法改正により、そのほとんどが姿を消してしまっていた。詳しくはこの記事に。
まあ落下事故とかの理由は致し方なし。
当然、消える前の元の姿を実際に見れていないのでどれくらい消えたのかはわからないが、沢山のネオンサインが張り出していることで有名だったとされる、香港中心の道路であるネイザン・ロードには、全くそれっぽい風景は見られなかった。
この時は、竹の足場の物珍しさから撮影してたけど、おそらくこの辺りの道はド中心街なので、6年くらい前までは道路に大きく張り出したネオン看板がまだあったんじゃないかと思う。
まあでも、ネオンサインが完全になくなったというわけではなかった。
下記に3日目の夜に見たネオンサイン達を貼っていく。
と、こんな感じで、LEDではない、”本物のネオンサイン”自体はそこそこ残っているのだが、道路に張り出すように飾られるものは殆ど残っておらず、あったとしてもそのほとんどが大通りでなく、裏通りかつサイズの小さなものであった。
本物のネオンが見られたことは嬉しかったが、やはり出国前から覚悟はしていたものの、大通りにド派手に張り出すネオン群を拝むことは叶わなかった。
カイタック空港、九龍城砦、そしてネオンサイン
どれもなくなるべくしてなくなったものではあるが、かつての香港の大きな魅力であり、文化であったことには違いない。
完全中国化も噂されている香港。消えゆくネオンサインが、魅力が失われていく香港の象徴のように見えてしまう。これからどうなっていくのかな…。
夜飯は、エセネオン看板につられて入った広東料理屋。しいたけとちょっと骨があって食べづらいお肉。美味しかったけどやはりちょっと独特な味付け。広東料理はこれが最後だったかな。
4日目 美術館などを見て回る
旅もいよいよ大詰め。4日目はまず、2021年にオープンしたばかりの美術館、M+にいってみた。
M+では、自分が大好きな、レトロフューチャー的な展示を数多く見ることができた。以下にいっぱい貼っていく。
東芝、PARCOなど、日本の7-80年代の先鋭的なヴィジュアルがいっぱい展示されていたのが印象的だった。このへんはやはりVaporwaveの影響も結構大きいんじゃないかと思う。
建物はこんな感じ
M+、非常に良い美術館だったが、強いて言えば、香港のネオンサインについても取り上げてほしくて、なんなら撤去されたネオンのどれかとかも置いててほしかった感はある。2021年オープンなら、ちょうどネオンサインがどんどん撤去されていってたときだと思うので。
ちなみにここ、M+では、旅行の1か月前の6月に、かのNight tempoと、さっき髪型を似せた(?)Daviouxxがライブイベントをやっていたみたいなのでそれはめっちゃ行きたかった。
めちゃくちゃ楽しそうすぎる。ただこれ、告知が1週間前とかだったのでそれは無理。ネオンシティ君、もう少し早く告知してくれ。
再び街を散策
M+のあとは腹ごしらえに行く、その道中にスマホ歩きをする怪しげな集団(かつての自分)を目撃した。ああ、そういえばこの時はGOフェスの真っ只中だったのか。自分もちょっとネクロズマレイドに参加するなどした。複数端末を広げて連打する怪しげなおばちゃんはこっちでも健在。香港でもポケGOは結構人気みたいね。
昼飯はJollibeeへ
お昼ご飯は、初日からちょこちょこ見かけて気になっていたファストフードチェーン、ジョリビーに行ってみた。フィリピン発のお店で、日本には未進出。
カレーとごはん、チキン、ブロッコリー。うーん、うまい。
無難な選択だった。観光だったから広東料理をいくつか試してみたものの、もし向こうに住むことになったらあんまりいかないだろうな…w
香港には吉野家とかも普通にあってそれは流石に行かなかったが、広東料理以外に日本と変わらないチェーン点の選択肢があるのは救いだ。
ご飯のあとは、再び深水埗付近で前日見切れなかったCD・レコードショップをみることにした。レコード(バイナル)は広東語で黒…なんて書くんだ、とにかく二文字の漢字なのがかっこいいな。
そしてこのお店、クレカ使える表記あったがそれはブラフで、現金もしくは交通系IC(オクトパス)のみの決済。この辺で出国前に用意した3万円分の香港ドルが底をつきる。
最終日に空港へ行くための交通費をチャージするための金がなくなってしまったので仕方なく、向こうでもう2000円を香港ドルに交換した。
そして為替について、この時の香港ドル円レートは、20.5円ほどだったため、2000円で100ドルを入手できなかった。
ところが記事執筆時点の今はというと、、
これなら手数料を考慮しても2000円で100ドルは確実にゲットできそうである。不幸にも、ここ数十年で一番高い時期に香港に行ってしまったのだ😇
香港旅行は合計で30万近く()使ってしまったが、まあでも記事執筆時の今との為替の分の損失を考えるとせいぜい2万円くらいであることや、しばらく円安のトレンドは今度も続いていくという見通しってことで良しとしておきたい。
まあでも為替なんて細かいことを気にしていたら旅行になんて一生いけないので、モンスターマンション、取り壊しが決まりましたーとか、ネオンサイン、完全にゼロになりましたーとか、Showa city club、閉店が決まりましたーとかになる可能性を鑑みて行きたい場所には行きたいうちに行っておくべきだったのだ、と信じることにする。
太子站(タイツィー ツァム)からバスに乗って南下
深水埗からほどちかい、太子站から尖沙咀周辺へ大通りを南下するバスに乗ってみた。多分ひと昔前ならここで、2階だてバスからスレスレのネオンサインが通過していったのかな。
尖沙咀の港につくと再び爆雨が降ってきた。天候が不安定ですな。
まあでも2日目のヴィクトリアピークで晴れてくれたのが幸いだったな。
旅の最後のアクティビティとして、初日にみたシンフォニー・オブ・ライツを今度は船上から眺めるツアーに参加した。前日に日本のサイトから簡単に予約できた。
この天気とはいえ、より近い位置だからか、初日よりもやや空に織りなす光が見やすかった。
やること終わった…儚いなあ
5日目 帰国
いよいよ帰国。ホテルにさいなら。
最後の洗礼
最後は空港内で、返却したICカードのデポジットも含め余った現金をフル投入して2700円くらいのラーメンセットを食って帰国。
旨かったが、二重の意味で辛かった🔥
日本に帰国すると任天堂のキャラ群がお出迎え。日本語だけ「おかえり」になってるのがいいね。
そして帰宅したのがぎりぎり日を跨ぐ前くらい。月曜日の祝日だったけど、翌火曜日からちゃんと4連勤した僕、タフで偉いと思う。
使った金額、買ったレコードなどあれこれ
今回の香港旅で使った金額はこんな感じ
渡航・宿泊セット費:約16万円
レコード・CD・neoncityグッズなど:約7万円
お土産のジェニーベーカリークッキー×6箱:約1万円
交通費・食費・その他謎の力:約6万円
合計:約30万円😇💸💸💸💸💸💸💸💸💸💸
買ったレコード・CDたちはこんな感じ
特に、レコードの右上、陳 慧嫻(プリシラ・チャン)の「反叛」というアルバムは、荻野目洋子のダンシング・ヒーローのカバー「跳舞街」が収録されているということで絶対に手に入れようと意気込んで、初日に見つけたので早速買ったものだ。(約13,000円💸)あとから買ったCDの右上もプリシラ・チャンのベストアルバムで、そこにもこの曲は入っていたのだが。
まあでも、1000枚限定生産の重量版で、盤面に写真が印刷されている非常にかっこいいものなので、最高のお土産にはなった。
帰国してからというもの、これを早速エディットして、7月末のおDJパーティで流すことができた。
香港で感じたことあれこれ
ここからは香港旅行で感じたあれこれを適当に語っていく
なんだか独特なにおいがする
香港の中心街、尖沙咀の周辺は海辺なこともあって潮の匂いがほんのりと
尖沙咀の中にある九龍公園では、フラミンゴなど野生の動物が結構生息しており、動物の匂いがプンプンと
海外あるあるだが、香水の匂いがする&ショッピングモールではなんか謎の甘い匂いがクンカクンカと
直近の日本もイカレた暑さだが、香港もそれと同様+湿度は日本より高いので、密集地ではやっぱり汗臭さなどがムンムンと
上野のアメ横みたいな通りが多くあって、そこの食べ物から独特な生臭さ?がツーーンと
こんな感じで、色んな臭いが混じりあって、街全体が独特な臭いを醸し出してた。特に食べ物のにおいがきつかった。
多分1週間も住んでいれば慣れるの(か?)だが日本とかなり違う部分の一つだったので、一つ大きなカルチャーショックだった。
臭いって記憶に残るもんね
やっぱり店員さんは不愛想
料理とかは無言でさっと出されるし、最後のクルーズの乗務員の人とか、お客さん用のスナックを食べてたりもした。
まあでもこれに関しては正直日本が過剰サービスすぎるところはある。
日本も行きすぎはしない程度にフランクになってほしい。
ご飯は少し高め、水はかなり高い。
これもある程度覚悟してたけども、やはりといった感じ。
前述のとおり、自分が今回泊まった宿は割と綺麗めなとこだったからか、そのビルの中のテナントのレストランは高級店っぽいのか高くて、まともに食べようとするとミニマム3000円からみたいなとこしかなかった。
だが、下町の中華とかファストフードはまあ普通で700~1300円くらいで食べられるとこが多かった。
帰りの空港もラーメンセット3000円()だったし、日本よりも店間での価格差が大きい印象?円よわよわなのにがっつりインバウンド価格を掴まされてぴえんぴえん。
食べ物はいいとしても水が死活問題。
自販機によくあるポカリが300円とかって感じだった。
ちょこちょこある薬局で比較的安めのお茶(180円)などを買ってどうにかって感じ。
5年前オーストラリア行ったときもコーラが300円くらいだったはず&当時は円が強かったので、円弱体化後の今は香港よりさらに高いんじゃないか?
まあオーストラリアと香港、どちらの夏も暑いとはいえ、湿度がより高い香港では、水飲めないんじゃまじで倒れるのでこっちのほうがなかなか過酷な環境だと思った。
でも水分補給は薬局・コンビニ等で欠かさず買って、必要なときは割高な自販機も使った。
海外でケチって倒れたんじゃ、いくら高くつくかわからないからねえ💦
言語は英語オンリーでNo problem
最後に言語について、今回の旅に行くにあたって、広東語はまじで一切勉強せず、向こうでも翻訳とかで調べなければならない場面も特に発生せず、一言もしゃべらずに終えることができた。
まあ、香港の人に広東語で話しかけられるたび、Sorry, I am Japanese and can't speakみたいな感じで英語でカンバセーションを仕切り直さなければいけないのが厄介だったが…
香港の人の中には一部英語ができず、ほかのスタッフの人がきて英語で対応するみたいなこともあったが、全体的にはかなり英語で話せる人が多かった印象。
あ、ちなみにI am Japanese宣言に対して日本語で切り返してきた人は流石にいなかった。韓国とかだと日本語・英語ペラペラのトリリンガルは多いのかなー
そこそこ後悔したこと
もう少し広東ポップスCDを下調べしてから行くべきだった。
現地ではせっかくならとバイブスの高そうな80年代の広東ポップスCDをそこそこジャケ買いしたが、日本語のカバー曲はせいぜい数曲しか入っていなかった。(気づいてないだけで実は元ネタ邦楽の曲もあるかもしれないが…)
渡航前から、香港ではJ-POPのカバー曲が多く作られていたという背景は知っていたが、日本に帰ってからちょっと調べただけで、元ネタと広東語カバーの曲を一覧で解説している記事とか見つけたので、流石にもう少し予習してから行くべきだった。(まさかこんなに多いとはおもわなんだ)
あと、レコード盤を買ったからってことでCD版を発見しても買わなかったプリシラ・チャンのアルバム「反叛」、向こうでは約2000円で売っていたが、帰国後に価格帯を調べてみたら、メルカリでは5000円で落札されているものもあった。
日本では中国版CDの流通は少ないと思うのでやっぱりプレミアがつくんだな。
転売とかは考えてもみなかったけどせっかくならプレミアつくやつを多く買っておきたかった。
まあそういう目的で香港に行くのなら一切観光をせずにスーツケースパンパンになるまでひたすらCDをかき集めて、、、
いやまずは古物商をとらないとかな😇💦
次の海外旅行ではあったほうがいいかもと思った持ち物
歯ブラシ
向こうのホテルには歯ブラシのアメニティがなかった。事前に一応持ってきた方がいいみたいなのは記事で見てたので本当にその通りだと思った。次回も持参しようと思う。
お箸
これはクラブ街に行った夜、夜食を探しにいくがもうコンビニしか空いてなかったときのこと。
カップ麺の類は売ってたんだがお箸をつけてくれないとのことだったので泣く泣く諦めてとりあえず腹を満たすお菓子を買うことになった。
レストランに入れず、スーパーやコンビニで買い食いしなきゃいけないみたいなタイミングは旅行中にそこそこありそうなので、次回海外旅行いくことになったら割りばしは何膳かもっていくことにしたいと思う。
Note執筆も含め、完走した感想
気づけば1万5000文字超えててびっくり。
CDのリサーチ不足や、3、4日目で疲れもあってか少しだれた時間ができてしまったなどの思い残すところはあるものの、総合的にみたら、本当に行ってよかった旅行であったと思った。
久々に、海外の日本とは違う空気感を感じられたし、とはいえ向こうでは、日本の音楽やサブカルチャーが、想像していたよりももっと根付いているのも知れた。
同じくイギリスの植民地であったオーストラリアとの共通点として、道路交通(特に信号機やラウンドアバウト)の感じとか、1階がGフロアで2階が1Fだったり、みたいな似てるとこはあった。
でも一方で香港では路上に所狭しと市場が出店していたり、建物がユニークだったり、とにかく情報量が多い。(疲れてるときにドン・キホーテに入店する感覚)
おおらかなオーストラリアとは全く対照的に、そこはやっぱりアジア特有なのか、せかせかした感じが雰囲気としてあった。
そしてなによりも、今回は初めて、「1人で海外を旅をする」という実績を解除できたのが大きかったと思う。
近い将来の予定とかを決めるのが結構めんどくさがりな自分にとっては、これを実行できたのは大きな自信につながったと思うし、今後は英語さえ通じる国ならどこへでも行ける気がしてきた。(金の工面は別問題として)
ほんで先述の通り、香港は中国化が進んできて、いつ自由に入国できなくなるかもしれないし、あるいは日本の文化が敵国の文化として淘汰されるかもしれない。(それはかなり可能性として低いと思ったが)
なので今回ちょっと無理してでも行けて本当によかったと思った。
行かなければ、ずっと頭の片隅に残ってしまうし。
まあ、とりあえず人生短いし、なるべくやれるときにやりたいことをやっちゃおうをモットーにこれからも色々挑戦していきたい。
これ以上の落としどころがないのでこの辺で終わりたいと思います。
めっちゃ長くなってしまいましたが、最後まで呼んでくれた方、ありがとうございました。
またね~😇🙏