【マネフォの人々】バックオフィス業務経験者だからこそ選択した新たなキャリア~part2~|間瀬剛延・上福浦優生
こんにちは、マネーフォワード 富田です。
マネーフォワードで働く人を人事が紹介していく「マネフォの人々」。
今回は、昨年公開したバックオフィス業務経験者のキャリアチェンジインタビューの第二弾です。
「マネーフォワード クラウド」のカスタマーサクセスとして働く間瀬さん、セールスとして働く上福浦さんにインタビューを実施しました。
お2人がどんな想いを持ちマネーフォワードで働いているか、前回同様カスタマーサクセス部 部長の中西がインタビューしている様子をお届けします。
プロフィール
・上福浦 優生(インタビュイー):「マネーフォワードビジネスカンパニー HRソリューション本部 Customer Development部」、2020年入社。
趣味は飲み歩きだが、コロナ以降は趣味が無くて困っている。
・間瀬 剛延(インタビュイー):「マネーフォワードビジネスカンパニー カスタマーサクセス部 HRグループ」、2020年入社。
趣味は素潜り・魚突きで月に1回は伊豆諸島で銛を持って潜っているそう。伊豆諸島で家を買いリモートワークすることが当面の目標。
・中西 豪(インタビュアー):「マネーフォワードビジネスカンパニー カスタマーサクセス部 部長」、2017年入社。愛犬の「ななちゃん」を溺愛している。
自己紹介
――上福浦さん・間瀬さん本日はよろしくお願いします!まずは自己紹介からお願いします。
上福浦:HRプロダクトの企業向けセールスを担当しています。
新卒で地元メーカーに入社しましたが、1年で退職し、約2年間「自分探し」の時間を設けていました。その後、2社目の人事システム系ITベンダーに入社し、BPO部門でクライアント企業の給与計算や社会保険手続きを業務を行っていました。
3社目の外資系メガベンチャーで給与担当として勤怠管理や給与委託先のコントロールからチェック等をメインに行った後に、マネーフォワードへ入社しました。
間瀬:私はHRプロダクトのカスタマーサクセスを担当しています。
大学が獣医学科だったので獣医師免許を取得しましたが、新卒の就活では製薬メーカーの企画営業職を選択しました。退職後は、上福浦さんと同じく約2年間「自分探し」の時間を設け、語学留学・社労士事務所でアルバイトをしながら社労士免許の取得・南国でダイビング三昧という時間を過ごしていました。
2社目は英語と社労士が使える会計事務所で社労士業務と給与計算業務に従事したり、クライアント企業の業務フロー構築やRPAの導入、社労士法人の代表も経験しました。
マネーフォワードではカスタマーサクセスとして労務経験を活かした導入サポートや、開発メンバーとプロダクトの機能改善等を担当しています。
(左上から時計回りに、中西(ななちゃん)、間瀬、上福浦)
――お2人は同じHRプロダクト(マネーフォワード クラウド給与・社会保険・勤怠・マイナンバー)を扱っていますが、業務上の関わりはありますか?
間瀬:ありますね。特に、社会保険に関して知識を持っている人が多い訳ではないので、僕が開発メンバーとやり取りしたことを上福浦さんへ伝え、上福浦さんからセールスメンバーに展開してもらうといった連携は意識的に行っています。
――そうなんですね!それぞれお互いの印象を聞いてもいいですか?
上福浦:コロナ禍なので直接お会いしたことはほとんどないのですが、間瀬さんは経歴や持っているスキルが自分と近いので親近感を持っています。あと、間瀬さんはクレバーな方で、ITに精通しているし開発に積極的に関わっているのを見て尊敬しています。
間瀬:上福浦さんはキャリアの中で人事労務の実務経験が長いので、セールス組織とカルチャーフィットするのかな?と最初は少し心配しながら見ていました(笑)でも、今はセールスメンバーの中でもキャラクターが確立していて、溶け込まれている印象を持っています。
バックオフィスの実務経験をベースに新たなチャレンジをしたいと思っていた
――お2人が転職を考え始めたきっかけを教えてください。
間瀬:前職では2年目からクライアントの海外本社とやり取りすることが増え刺激的な日々でしたが、英語×法律という高い専門性を持ったサービスを提供していることから利益を生み出すのが比較的容易な環境でした。
一方で、新しいツールの導入など働き方のアップデートを行うのが難しい環境でもあり、その環境下で働き続けることに危機を感じ始めたというのが、転職を考えるきっかけでした。
今回は30代になって初めての転職だったので、今までの知識・経験を活かし即戦力として活躍ができ、+αで新しいことができる環境という点と、自身の業務を通して社会に良い変化を与えることができるかという点を軸として大切にしていました。
上福浦:私はもともと転職を考えていたのではなく、前職がコロナの影響を大きく受け、会社の存続が難しくなってしまったため、転職を考えざるを得ない状況になりました。
ただ、労務の仕事をしている中で営業職に憧れを抱いていたので、ある種キャリアチェンジをする良いタイミングだったとポジティブに捉えています。
――ポジティブに捉えられたってすごいですね...!どうして営業に憧れていたんですか?
上福浦:バックオフィス系の職種は数値目標を設定するのが難しいので、数字で自分の貢献度が分かる営業職は良いなと思っていましたし、会社の最前線でお客様と向き合える仕事が本当にやりたいことだと思っていました。
退職後、転職活動を行う中でマネーフォワードと出会い、これまでの人事労務経験を活かしながら営業職にチャレンジできるという話を聞いた時は、「まさにこれが求めていたものだ!」と嬉しかったです。
個人から法人まですべての人にサービスを届ける事業展開に魅力を感じた
――マネーフォワードへ入社しようと思った理由についても教えてください。
間瀬:自己成長と社会への影響力という点で、マネーフォワードが一番自身にマッチしていると感じて入社を決めました。
具体的には、当時「マネーフォワード クラウド」が注力し始めていたERP戦略に興味を惹かれました。もともと社労士知識を持っていたので、ERPでいう「ヒト」に関する知識は持っていましたが、加えて「モノ・カネ・情報」すべてに関われるというのは自身の成長に繋がると感じました。
社会への影響という点では、私はコロナ禍の転職だったということもあり、これから個人の働き方やライフスタイルがどんどん変わっていく時期に突入していくと感じていました。
マネーフォワードは、toBのバックオフィスSaaSだけでなく、toCサービスも展開しているので、労務担当者の業務が楽になるだけでなく、楽になった分その方の人生をより豊かにすることができるというのが強みでもあり、良い点だと思いました。
上福浦:私も間瀬さんと同じく、マネーフォワードは事業内容が多岐に亘っているので、個人から法人まで「すべての人のお金のプラットフォーム」を築くことができる点に魅力を感じていました。
間瀬:あと、僕自身は先のことが見えちゃうと面白みが減ってしまうタイプなので、マネーフォワードは事業の広がりがある分、未来に様々な可能性を感じることができ、そこが魅力的でした。
――2人ともtoC事業にも魅力を感じられていたんですね!
間瀬・上福浦:「マネーフォワード ME」はずっと使っています!
ITツールや用語に慣れるのが大変だった入社初期
――入社前後でのギャップや苦労したことについて教えてください。
間瀬:1、2社目は比較的堅い部類の会社で、自分自身ワイワイするのがあまり得意なタイプではないのですが、マネーフォワードの採用HPを見た時に陽キャラの方がたくさん映っていて、飛び込めるかどうかはとても心配でした(笑)
が、実際は自分の性格でも、マイペースにやれているので杞憂だったかなと思っています。(意外とゲーム好きだったりインドアな人が多いなと感じました。)
あとは、オンライン環境下での入社、かつ自分自身がITやSaaSに関する理解がそこまで無かった(カスタマーサクセスという言葉も選考を受けるまでは知らなかった)ので、その点は苦労しました。
ただ、自分が苦労した経験を基に新入社員のフォローを行えているので、そういう意味では苦労経験もポジティブに捉えています。
上福浦:ギャップではないですが、採用HPを見てカルチャーを大事にしている会社だと思っていましたが、入ってみて本当にそのとおりなんだなと実感しました。
特に、毎週の全社朝会でカルチャーに関する話が出てくるのが印象的です。
苦労したこととしては、社内で使っているITツールのキャッチアップはかなり大変でした。
普段使っているツールだけで10個以上ありますし、基本は週1回の出社だったのでちょっとした疑問を気軽に聞くというのが難しかったように思います。
あと、以前までは日々のルーティンワークを淡々と行う業務がメインだったので、営業にキャリアチェンジして、仕事の仕方や考え方の違いは感じましたし、キャッチアップするのに苦労しました。
――メンバーの性格や会社の仕組みを把握していない時期は余計に大変ですよね。チームメンバーのサポートはどうでしたか?
上福浦:1ヶ月間メンターがついてくれて、毎日その日の疑問点等を解消する時間を取ってくれていました。3ヶ月経った辺りから会社や業務の全体像等も見えてきて、ようやく地に足のついた感覚を持てるようになりました。
――良かったです!他に何か驚いたことや気が付いたことはありますか?
間瀬:スピード感があるとは思ってましたが、入社半年で組織が2回も変わったのはびっくりしましたね。個々の能力や部署間の連携も考慮し、いかに「ユーザーにメリットを届けられるか」、「個々の能力を輝かせることができるか」を常に考えてるんだなと感じました!あとは、皆さんそうですが、特に開発の方がすごく勉強熱心で実務に詳しく、意外と実務ネタで盛り上がったりできるのも嬉しかったです。
上福浦:あとは、新卒社員がめちゃくちゃ優秀で、優秀な人が多いとは思っていましたが正直焦りました(笑)
実務経験者だからこそ、ユーザーに愛されるプロダクトを届けたい
――今後マネーフォワードでどんなことを実現していきたいですか。
上福浦:新プロダクトがどんどん出て来ているので、営業として売っていくことは当然ながら、実務経験者である自分の意見を開発に活かしたいです。人事労務担当者から愛されるプロダクトを作り、世に広めていきたいですね。
間瀬:マネーフォワードのValueに"User Focus"がありますが、実務経験者だからこそユーザーの要望を汲み取るだけでなく、実務経験者目線で「ユーザーがどこに着目するか/どう感じるか」を俯瞰的に考え、優先順位をつけてプロダクトに反映させていきたいと思っています。
あとは、機能が改善されていくことはMUSTなのですが、さらにユーザーがプロダクトを使う中でワクワクするような楽しさ・エモさを創りたいです。
キャリアチェンジを迷っている方へのメッセージ
――最後に、バックオフィスからキャリアチェンジを迷っている方へのメッセージをお願いします!
上福浦:コロナ禍において大きく社会が変わっていると思いますし、自分もコロナによって大きく人生が変わった一人だと思っています。今は苦しい状況が続きますが、どんな逆境でも前を向いて仕事ができると幸せですよね。マネーフォワードは前向きな人がとても多いので、少しでも興味をお持ちいただいてる方は迷わずに飛び込んできてくれると嬉しいです!ぜひ一緒に「人生を前へ」進めましょう。
間瀬:バックオフィス実務担当者の方が「何か新しいことをしたいな」と思っていても、「未知の環境に踏み出すのは不安だ」という方が少なからずいらっしゃると思います。
でも、マネーフォワードの開発メンバーは実務にとても詳しいので、バックオフィスあるあるトークで盛り上がることができたり、意外と馴染みやすい環境です。
今までやってきたことをベースにして+αな経験ができる環境なので、是非ご安心いただきたいです!
また、最初は環境の変化やツールの使い方などに戸惑うこともあると思いますが、慣れると新しい発見で毎日が楽しくなります。僕も実務者目線で「ここを変えたい!」「これをやってみたい!」と日々の業務にワクワクしていますので、同じ想いで働ける方と出会えると嬉しいです!
――素敵なメッセージをありがとうございました!
あとがき
当社で同じHRプロダクトに携わるメンバーの 野崎も「自分探し」をしていましたが、これは人事労務系の方の特徴なのでしょうか!?(笑)
長い目でみると1年や2年で「自分探し」ができることはとても良いことだと思いますが、今ある環境から飛び出すのはとても勇気が必要なことだと思います。
インタビューを通して、きっと間瀬さんと上福浦さんは「自分探し」という一歩を踏み出したおかげで、その後のキャリアの中でも常に前を向きチャレンジし続けることが出来ているんだろうと感じました。
そして、何より彼らはバックオフィス実務を経験したことがあるからこそ、ユーザーに価値を届けたいという想いを持っており、その想いが彼らのチャレンジの原動力になっているようにも感じました。
これからもユーザーに想いを届けるために、ぜひチャレンジし続けてほしいです!
今回の記事を読んで、間瀬さんや上福浦さんとお話をしてみたい!という方がいらっしゃいましたら是非気軽にお問い合わせください。