見出し画像

マンゴー豆腐ムースとソフトメレンゲのデザート

 豆腐ってそもそも癖があんまりないので、考えているよりももっといろいろと使えるんじゃないかなあとずっと思っていたんです。極端な話デザートとか。カスタードクリームみたいなやつです。そうしたらインターネットで調べると、みんな考えることは同じでたくさん出てくるんです。中でもいちばん簡単そうでおいしそうなのが豆腐のムースだったんです。
でもレシピを見てもどうもしっくりこなくてどうしたものかと。豆腐というとどういうわけかヴェジタリアンとかヴィーガンに走ってしまうのは、あまりに短絡的で私には好きになれませんでした。そして使われる豆腐はほぼ100%絹ごし、アメリカではsilkyと呼ばれるもので、何かほかに水分の多きものを混ぜたりすると水っぽくなるよなあと思っていました。やっぱり木綿ごし、英語ではFirmのほうが絶対にいいですよ。
ということで考えたのがこのレシピです。豆腐はもちろん木綿ごし、果物が今がおいしいマンゴー、ヴィーガンでもヴェジタリアンでもないのでクレムフレッシュを加えてクリーミーに、そして少しだけ酸味を加えました。
上に載っているのはホイップクリームではなくメレンゲです。メレンゲといっても生でも焼いたものでもありません。作り方は違いますがフランスのデザート、英語ではフローティング・アイランドと呼ばれているデザートみたいにしてみました。このデザートではメレンゲをスプーンですくって沸騰した湯に浮かせて調理するんですが、これちょっとずるいだろうって言いたいくら簡単な方法があるので、その方法を使いました。

材料
2人分
木綿豆腐:200g/マンゴー:150g/クレムフレッシュ、サワークリームまたはヨーグルト:50g/グラニュー糖:マンゴーの甘み、好みに合わせて適宜
 
メレンゲ
卵白:2個分/グラニュー糖:大さじ1または好みの量
 
飾り
小さく切ったマンゴー:適宜/スライスアーモンド:適宜
 
作り方
1.ムースの材料を全部ブレンダーに入れてスムースになるまで攪拌します。攪拌したらコンテナーに移して冷蔵庫に入れておきます。ブレンダーがない場合はやったことはないですが、豆腐、マンゴーの実とグラニュー糖をボウルに入れてフォークなどでつぶした後、濾し器で濾します。たぶんこの方法でもできると思います。
2.最後にクレムフレッシュを加えて泡だて器でスムースにします。
3.卵白とボウルに入れて細かい泡になるまで攪拌したら、グラニュー糖を3,4回に分けて加えて硬めに泡立てます。ラメキン(ラムカン)など耐熱性の直径2.5~4㎝くらいの容器を用意して内側に薄くサラダ油を塗ります。
4.容器の4分の3くらいまで泡立てた卵白を入れ、15秒くらいにセットしたレンジに入れてレンジをスタートさせます。目を離さずに卵白が膨らんできたらすぐにレンジを止めます。おそらく時間にして6~12秒くらいで、容器の大きさはレンジによって違ってきます。
 レンジがない場合は本来の方法でメレンゲを作ってください。鍋で水を沸騰させて弱火にしておき、泡立てた卵白をスプーンですくったら2つのスプーンでラグビーボール状に形を整えて、浮かべる感じで湯に落とすという方法を取ります。これならば鍋とスプーンだけでできます。
5.出来たら容器を皿の上で逆さにしてメレンゲを出します。本来の方法を使う場合は湯から出して皿においてください。
6.盛りつけは自由です。写真の場合手前のものはムースを盛って、メレンゲをラメキンから出し状態のまま上に載せました。グラスのほうは、メレンゲをスプーンなどで崩して、ムースの間に1回と最後に盛りつけました。
7.切ったマンゴーやアーモンドはムースに混ぜても、ムースの間に入れて層にしてもいいですね。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?