上州武尊山スカイビュートレイル128
こんにちはー!
最近飲んだ日本酒で美味しかったのが
「雨降 りんごさん77 純米酒」だった、まさしです。
今回は9月22日(金)〜24日(日)にかけて開催された上州武尊山スカイビュートレイルのレースレポートです。
●まずは恒例どんな大会?
・第9回上州武尊山スカイビュートレイル
(山田昇メモリアルカップ)
・距離128km D+8280m
・制限時間 34時間
群馬県川場村がスタート/ゴール。
特徴は日本100名山の一つに数えられる2158mの武尊山(ほたかやま)を含む他の大会では余りない標高が高いところを走るレースです。
距離に対しての累積標高も高めのタフなコース。
コロナや悪天候によりロングレースとしては2019年から4年ぶりの久しぶりの開催となりました。(2022年は30kmのプレ大会は開催した模様)
●準備と目標
自分の位置付けとしては今年の始めから掲げていたバックヤードウルトラの出場を目指している為、本命レースではなくまずは怪我なく大きなダメージを引きずらずに完走するのが第一目標。
しかしながらレースとして走るのは今年最終戦になるので目標は10位以内。あわよくば年代別の端っこに引っ掛かればいいな…と。
練習は6月のレース後、7月8月と月走 約500km D+20000mを怪我なくこなせては来たので調子は悪くはなさそう。
ただ体重は落ちなかった(毎回言ってるけど)
●前日
今回は同じ厚木、そして高松山の20代期待のホープ、ヤノケン君と2人で出場、同行した。
早くレースに行きたいからダイジェストでお送りするが彼は本当に食べてばかりで会場に全然着かなかった。
上州武尊に入場するなら是非行って欲しいスポット豆情報としては
会場近くの道の駅「道の駅川場田園プラザ」があるアンケートで全国1位になっているそうなので是非行って欲しい。個人的に道の駅は一つ建屋に謎の野菜が売ってたり作成者がおばあちゃんの名前が書いてあるおはぎや団子が売ってるのがスタンダードだと思っていたので行ってその広さと充実度に驚きました。
そして会場からまた2km離れたところにある土田酒造さんが日本酒好きの私が前ブランドの誉国光の頃からファンで愛飲していたのでレースそっちのけでも行かねばと思い立ち寄らせてもらった。
レース前の緊張感もないまま会場入り。
ほんと毎回このブログ全然レース始まらない。
でも興味を持って来年以降出場予定の方は是非立ち寄って欲しい。どちらもパラダイスです。
そんな訳で受付もスムーズ。ブースで知り合いに挨拶したり近隣の知り合いの出場者が偶然集まったので談笑したりしました。
さすがに出場する仲間と会うとレースが始まるんだなと思い始めた。健闘を祈りつつ早々に解散。
というのもスタートが土曜日の朝4時。早い。
準備や移動など含めると午前1時過ぎには起きたい所だが6時間睡眠を確保する為には19時には寝ないと…そんな時間に寝れるのか…。
宿に移動し風呂と明日の準備で
7時には布団に入ったが…
結果としては全然寝れなかった。
途中ストレッチしたり色々手を尽くしても寝れず。最後に時計見たの23時台だから2時間弱は寝れたのかも。必勝睡眠法あれば教えてください。
●やっとレース始まります
寝る前の天気予報では朝方まで小雨だったが起きて会場に向かうと結構な雨。
少しナーバスになりつつも暑いよりはいいか。
3:50から開会式で安全祈願などをしてもらいトレイルの渋滞は避けたいので少し前目に位置どり4:00スタート。いってきます。
●スタート→A1 川場村スキー場
まずはロード3km。この後のトレイルが広いのか狭いのかわからないのでとりあえず入り口までは少し早めのペース。堀さんや坂口さんと話しながら入る。
渋滞にならずトレイルへ。入ってからはトモヤさん、女子1位の枝元さんトレインにくっつく。特に話す事はなく淡々と。雨もすごいのでそれどころじゃなかったな。
一度トレイルとの繋ぎのロードでロスト。
500m位を戻るw
基本マーキングはわかりやすかったので自分たちのミス。その後は再びトレイルの林道に入り細かいアップダウンが続く。雨が予想以上に強くなったのでレインを着る。
●A1→W1→A2ほうだいぎスキー場
エイドでフルーツを中心にもらう。生プルーン?があった。聞き間違いかな。特産品なの?美味しかった。川場村米の塩むすびを一つ手に取り出発。ここからは前半2つある山場、2000m峰の剣ヶ峰まで800m直登。必死であまり覚えてない。
ただ登り切ってからの下りが雨により路面が悪化でガレた岩は滑るし、根っこも滑る。斜度が緩やかになったら水たまりと泥の沼。かなり集中力が求められた。
一緒だった堀さんは藪を踏み抜き斜面に転落。目の前の視界から消えたのでびっくり。1人では戻れなさそうだったので手を引いて復活。危なかったー。
自分もその後滑って左腰を強打。1分くらいうずくまる。その後影響はなかったけどこういうのは紙一重だろうな。
降りきってからは林道に出てウォーターエイドを経由してA2へ。
●A2→A3ほたか牧場キャンプ場
雨が止み青空が見えてきた。
まずはゲレンデ登り。前方に4名選手が見えるので頑張れば追いつけるかなと思ったけどゲレンデ登りは甘くなかった。むしろ離された。
登りきったらすぐ別のゲレンデを下される。降りは前太腿にダメージがくるね。
その後はすれ違い区間でこれからA2を目指す選手とすれ違い。秦野のストウさんと健闘を称え合う。いやもっと行けるはずなのにのんびりだなw
林道に弱いのでこの辺走れたらよかったな。
やっぱりちょいちょい歩いた。
ここからは1番の標高2150mの武尊山山頂へ。
この辺から石井選手と一緒になる。
東京都日野市からの出場で数年ぶりのレースと聞いた。復帰レースがこれとは選ぶのを間違ってはいないだろうか。でも登りのパワーウォークがとにかく早い。
以前は武尊山のピークを踏んでたらしいが手前の分岐で折り返し。スタッフに山頂行ってもいいですよと言われたが曇っていたので諦める。
ハシゴを降ったり、無理やり開拓したような草刈りが残るようなテクニカルな下りがあった気がする。ようやく走りやすい下りに入ったと思ったら長い…3kmくらいなかった?石井さんをパスしてこの辺は快調。
ようやく拓けてきたと思ったら遠くに見える髭の人が。あれば間違いなくサクさんだ!
●A3→A4かたしな高原スキー場
エイドに着くとサクさんとヒサエさん、そして仏果スカイクラブのサスケさんが応援に来てくれてた。自分的には嬉しさを最大限に出していたつもりだったんだけどサクさんからは余裕が無さそうに見えてたみたい。自分では気付かぬ異変があったのかな。エイドでフルーツ、梅干し、おにぎり、水分補給で滞在5分弱。
応援は元気が出るな。ありがたい。
少し下って2つ目のゲレンデ。ここが1番斜度がキツかったような。ここで太腿の内側が攣り、植田選手に抜かれる。「ゲレンデ最高っすね!」と言いながら勢いよく登っていった。攣ってる自分は「ふぇぇ…」としか返事が出来なかった。
急いでマグオン飲んで騙し騙し進むが石井さんに再びパスされもうダメだとネガティブモードに。
ゲレンデ登りきったらすぐさまその横のゲレンデ下る。不思議な事に登りの2倍近くの距離があり脚とメンタルに更にダメージを受け、少しDNFがよぎる。
ゲレンデを下りきったらすぐさま次のゲレンデ登りに入る。またかよ…地獄…。
かなりペース落ちつつ登り切り何とか再びの結構な斜度のゲレンデ下りをしていると前から走りながら登ってくる方がいてどんな応援妖怪だよ。と思ってたら奥宮さんだった。「降りきったらエイドだよ!」とみんなに声を掛けながらゲレンデを走って登り続けていた。
元気でもこんな斜度走れないのにすごいな。
降りてなるほど、A4はFTRエイドだったのか。
ありがたい。
●A4→W2→A5オグナほたかスキー場
FTRエイドではパンなどをいただきすぐスタート。集落を抜ける。畑で作業されてる方が手を止め応援してくれる。嬉しい。ロードを抜けトレイルへ。
そうそう、この大会は1km毎に減っていく親切な表示がありわかりやすい。この辺で残り64kmの表示を見てあと半分か…。と少し安堵した記憶。途中あまり記憶がないがA5エイド手前で水曜高尾練のアキコさんに会う。ワンピースかわいい。そして最後の長ーいゲレンデ下りきるとオグナほたかエイド。エイド入る前にチラッと後ろ見たら見覚えがある白い格好が…マジか。堀さんだ。聞くと途中転んで頭をぶつけ流血し救護で治療を受けたそうだ。「おかげで目が覚めた」と言っているが色んな意味で大丈夫だろうか…。
●A5→A6赤倉橋
A3のエイドに続いてサクさんとひさえさんが待っててくれた!予想外だっただけに嬉しい。
約70km地点でレース唯一のデポバッグ。
ジェルを入れ替え、梅干しと甘酒と、ボス缶コーヒーのカフェイン多めに入っているやつを飲む。
サクさんにヤノケンの調子を聞いたら1時間強の差。頑張ってるなー。確かこの辺で16時位だった記憶。ヘッドライトを準備。
エイドで給水とパンとフルーツなど。カレーがあると言われた気がするが腹弱民なのでやめておこう。
堀さんとグータッチし先にスタートさせてもらうがゲレンデ登りきったところで追いつかれて先に行ってもらう。この区間は全体的には下り基調なのでエイド3km前くらいに再び捉え一緒に下る。
●A6→A7樹恵里
エイドで給水しすぐスタート。ロードの登りをダラダラと歩く。道路って事は電波ありそうなので初めてスマホでLINEなどをチラ見。グループの応援がありがたい。
コース的にはガツンと登って下ってたらしいが記憶はなし。登りで堀さんに越されこれ以降会う事はなかった。残り28km表示を見てようやく100kmを超えたかとホッとした。
●A7→W3→W4→W5→ゴール
102km地点。あと残りは25kmか。
細かいアップダウンが続くが80kmの部の方々とコース合流するので前の光を目指して頑張れるのでモチベーションは保てた。
W3で西尾さんが疲れ果てて座っていた。頑張って欲しい。W4辺りで水曜高尾練の山ちゃんに会い、堀さんを聞いたら大分先に行ってるそうなので追いつかないだろうなと諦める。
W5を越え最後の雨乞山を越えたら残り6kmの下り基調。この辺で20時間を超え、切れたらいいなと思っていたので一気にモチベが下がり降りも歩き中心に。疲れるとちょっとのメンタルの揺らぎで途端に走れなくなるよね。
残り2kmはもう緩いロードの下りに入りのんびり行こうと思ったら後ろから割と早い光が近づいてくるので焦ってダッシュ。橋が終わってから先まであると思ってたらすぐゴールだったw
ちなみにゴール後待ってたら追って来た方は80kmの部の方だった…。
20:25:30でゴール!
総合8位、40代年代別で2位だそうな。
なんとゴールには再びのサクさんとヒサエさん、サスケさんまで!深夜の0時半だよ!
出迎えてくれてめちゃくちゃ嬉しい!
先にゴールして待ってた堀さんは5位。はやー。
仲間のゴールを待つ出場した水曜高尾練の皆さんも揃ってました。いいチームだね。
自分もヤノケンを待とうと聞くと1時間半後くらいらしいのであっさり風呂に行く事に決めた。
頑張ってほしい。
ちなみに地元の協力もあり、ゴールから4km先の小住温泉がレースの日のみ特別に朝5:30まで営業してくれる神対応!ありがたい!
気持ちよかったー。
風呂に入りその間にゴールしたヤノケンと合流。
26時間目標を22時間でゴールする大金星。
正直ここまでやるとは思ってなかった!すごいぞヤノケン。
自分が表彰対象になると考えてなかったので宿は取っておらず朝までは車中泊。
●反省などなど
一桁台でフィニッシュできたので満足満足。
その時の最善を模索しながら選択を続け必死に頑張った。苦しい場面もあったけどレースをしてるなー!コレだよコレ、と刺激的な時間を楽しめました。やっぱり練習では味わえない感情になれるのが醍醐味ですな。この感覚はやめられない。
反省は
・自分にポールが合うのか未だにわからない
・2度ほど身体が劇的に寒くなり、カロリーが足りないのか急いで取った。固形物はやはり20-30分後に身体が温まってくる感覚。補給戦略はイマイチ。でも胃腸は終始平気だったな。
・どうしたら前日寝れるのか。普段飲まないヤクルト1000に手を出したのが失敗だったのかなー
レースは前半は過酷だけど後半は気持ちよく走れる所も多い。全体的には細かく登って下るを繰り返すコースではなくズドーンと登って長ーく降る。が多いのでそれぞれの筋肉のスタミナが必要になるなぁという印象でした。
エイドの充実とコースマーキングがとても丁寧だったので普通に走ればまず迷う事はないと思う。
スタッフやボラの方も明るく対応してくれたので気持ちよく走れました。この時期ビッグレース目白押しなので迷うところですが是非みんなに一度は出て欲しいレースだなー。
帰りにも寄った最高の道の駅「道の駅川場田園プラザ」ピザも絶品でした!
ではまた!
△▲△▲△▲△▲△▲△▲△▲△▲△▲△▲△▲△▲△▲△▲△
👟2024年3月に厚木大学主催のトレイルランニングレース開催!👟
詳しくは↓instagramをチェック
https://instagram.com/atg_trail2024?igshid=MzRlODBiNWFlZA==
🏃♂️厚木大学ホームページ🏃♀️
https://www.universityofatsugi.com
Instagram
https://instagram.com/atsugi_univ.pr
Twitter
https://twitter.com/univatsugi
PODCAST
https://anchor.fm/atsugidaigaku-cyclingclub
⛰厚木大学 まさし🏃♂️
Instagram
https://instagram.com/masastol
Twitter
https://twitter.com/masastol
STRAVA
https://www.strava.com/athletes/8299930
この記事が参加している募集
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?