サミュエル・ベケット『いざ最悪の方へ』を終えて
先月、1月29日にサミュエル・ベケット『いざ最悪の方へ』@神保町PARAの上演が終了しました。めちゃくちゃ辛い、と、めちゃくちゃ楽しいが合わさって、結果的に楽しいが上回りました。よかった。多くの方々のご来場ありがとうございました。全てがギリギリのところで、奇跡的に噛み合ったクリエイションだったと思い、振り返りです。
上演の経緯
『いざ最悪の方へ』は、ベケットの最晩年の短編小説です。字数としては2万字にも満たない短いものになっています。40分くらいで読めます。ただ、いわゆる