同じ轍を踏まない、そして私はすべらない!
作業開始前はKY活動(危険予知)を行い、周囲を確認する際は必ず「Time is money 良し!時は金なり 良し!」で指差し呼称を行い安全意識を常に高め作業に当たる私は地域おこし協力隊として三原市にある佐木島で柑橘栽培を行っている柴田將志と申します。
先日の強風により、檸檬圃場の防草シートが全て剥がれ手直しを行っておりました。かれこれ2回目の手直しになります。1度目は防草シートを止めるU字ピンを増やし1メートル間隔で固定をすることとしましたが、それでも強風によって剥がれてしまい2度目は防草シートの上に土のう袋を全部で150個置いて対応しました。これで駄目なら新たな策を講じなければなりませんが、同じ轍を何度も踏むのも癪であり、そこに時間を割かなければならないのも煩わしいとすら思う反面、地域おこし協力隊の任期期間中はそのような失敗も許容され、半ばぬるま湯に浸かる言い換えれば現状に甘んじる自分に情けなさすら感じています。幸い被害は少なく、防草シートが全て捲れたのと瀬戸内レモンの苗が1本折れてしまったぐらいです。話は逸れますが植えていた唐辛子のドラゴンブレスの苗が青枯れ病とモザイク病になり全て駄目になってしまい、当面は野菜栽培を諦めることとしました。ですので、そのスペースを活用しカリスティー二檸檬とピンクレモネード檸檬の苗を計5本植え付けることと致します。
防草シートの手直しを終えた後は温州ミカン(興津ミカン、大津ミカン、石地ミカン、青島ミカン)と早生(わせ)デコポンの圃場にて満開期の防除(農薬散布)を行い、それから着替えて佐木島で行われるトライアスロン大会の会議に参加しその日の活動は終了致しました。
さて、最近慣行農法で栽培された作物により近年アトピーの子が増えたと言われております。因果関係が薄いようにも個人的には感じており、理由としては防除の度に農薬を浴びる私について言えば特に皮膚トラブルも無く、周囲の農家様も同様アトピーの方は全く見ない為ふと農薬と健康被害の関係性に疑問を抱いた次第です。もちろん農林水産省の登録を得ていない農薬に関して言えば分かりかねますし、もしそのような農薬を撒く農家様がいらっしゃれば農薬取締法に反し3年以下の懲役もしくは100万円以下の罰金あるいは、これらの併科になりうる犯罪行為に該当します。農薬を使用する際は農林水産省の登録を得ているかどうか確認して頂きたく思う所存です。
それから最近カメムシが大量発生しており、USJ(ユニバーサルスタジオジャパン)の3Dアトラクションのごとく向かってくる為、下手な3Dアトラクションよりこうした害虫3Dアトラクションの方が割とストレスフルなアトラクションになるのではとどうでもいい妄想をしながら記事を書いております。