何のために、誰のために、仕事をやっているのか *プロフィールにかえて
東日本大震災から今日で9年が経ちました。
僕たちは忘れないと進めない生きものですが
忘れてはいけないことも
あるんじゃないか。
そうした思いを
今日は残しておきたくて
記事に書かせていただきます。
長い自己紹介になるかもしれませんが
お時間が許すときにでも
読んでもらえたらうれしいです。
何のために、誰のために、仕事をやっているのか
9年前のあの日から
人生が変わった。
そういう人も
少なくないと思います。
被災地から遠く離れた
九州に暮らす僕の感覚でしかない
「変わった」の言葉は
実際に被害に遭われた方、
そのご家族、
今も仮設住宅での暮らしを
余儀なくされている多くの方にとって
軽々しく聞こえてしまうかもしれません。
「人生を奪われた」
その言葉でも言い尽くせないほどの
悲しみや苦悩にみちた日々を
過ごされているのではないかと
胸を痛めています。
ただ、実害のなかった
僕のような人間にも
あのできごとの余波は
届いていました。
それは、
僕がやっているコピーライターの仕事は
目の前の人を直接救えているのだろうか。
この仕事は、直接誰の助けになっているのだろうか。
自分は何のために
誰のために
この仕事をやっているのか。
その疑問を突きつけてきました。
半年近く、
まともな精神状態でコピーを書けず
「九州から東北応援!
みたいなコピーを作ってよ」
そんな依頼を
「現地に足を運んでいない自分が
応援なんて言葉を書けません」
と断り続けていました。
そこに
自分が納得のいく
自分は何のために
誰のために
この仕事をやっているのか。
の答えが見出せなかったからです。
目の前の人の力になれることを始めよう
そうした中、
被災地復興や経済回復の兆しが
見え始め
少しずつ仕事も
以前のペースで取り組めるようになりました。
ただひとつ
自分は何のために
誰のために
この仕事をやっているのか。
この問いかけが
頭から消えないことだけが
違うことでした。
転機になったのは2013年。
40歳を迎えたときです。
人生の半分を折り返した気持ちになり
目の前の人の力になれることを
何か始めよう。
自然とそう思えたのです。
そして
やるんだったら
これまでやりたくてやってこなかったこと、
楽しく取り組めることにしよう。
そう決めました。
いくつかピックアップしていくなかで
「あ!」
と突然ひらめくように思い出したもの
それが
手のひらで触れることで
身体の氣を整える健康法
レイキヒーリング(ハンドヒーリング)
でした。
やるべき(と感じる)とやりたいが重なった
2005年頃だったと
記憶しているのですが
取材先の主婦の方が
「習っているところなんですが…」と
施してくれたのがレイキヒーリングでした。
そのパワーに、
僕だけじゃなく、同行していた営業担当の方
カメラマンの方もたいそうびっくりして
「いつかやってみたいです!」
「それって福岡でも学べますか!?」
と熱心にたずねていたことを
映画のワンシーンのように
思い出したんです!
「あー、これだ!」と
思ったその日のうちに
自宅から通える
レイキヒーリングの教室を
片っ端から調べ
気づいたら夜には申込みのメールを送っていました。
レイキヒーリングを学ぶ当日までの数日間は
本屋さんでレイキヒーリング関連の本を
探しまわっては予習をするほど
何かに突き動かされていました。
「レイキヒーリングを学ぼう」。
このちいさな一歩が
今振り返ってみると
僕の人生を変えるスタートだったように
感じます。
何かの流れに乗せられて
レイキヒーリングを学んでからは
何か自然な流れに乗っている、
むしろ乗せられている感覚でした。
はじめは知人や友人などを対象に
仕事としてではなく
始めたレイキヒーリングでしたが
「イベントに出てみませんか?」と
誘っていただき
「これも経験」と思い参加させていただきました。
ちなみに
このとき誘ってくださった方は
僕の二人目のレイキヒーリングの先生が
主催していたランチ会でお知り合いになった方で
この後も、僕の人生の大事なポイントで
「こっちどう?」って
導いてくださる方です。
お名前に「龍」の字がつく方で
僕は勝手に
「龍が運んでくれてるー」と
喜んでおります♪
そうして
イベントに参加してみたら
「これって全身受けたい時はどこにいけばいいですか?」
(イベントでは15分の体験版でした)
とたずねられ、
急きょ、マッサージベッドを購入し
自宅の一室をサロン代わりにする流れに。
そうこうしているうちに
「朝活(朝の勉強会)」に誘われたり
知り合いの方が紹介してくださったりして
「お客さま」が増えてきました。
少しは目の前の人の力になれる自分になれてきたかも。
けれど、そのうれしさは
それほど長くは続きませんでした。
もっと学ばないと目の前の人の力になれない
はたから見ると
本業のコピーライターの仕事もしつつ
趣味のレイキヒーリングを楽しんでいる、
そんなふうに
見えていたかもしれません。
ですが、
僕は新たな悩みに直面していました。
「レイキヒーリングを受けたい」と
僕のところをたずねてくる人のほとんどが
「実はこんなことがあって……」と
おそらくそれまでずっと堪えていた
涙を流されるんです。
僕はただ、話を聴くことしかできず
うかつなアドバイスなどできませんでした。
僕の個人的な考えを伝えることで
余計に話がこじれたり
お相手が苦しんではいけない。
どうしよう……。
そう悩んでいたときに
声をかけてくださったのが
イベントに誘ってくださった
お名前に「龍」の字がつく方でした。
「心理カウンセリングを学べる学校の体験があるんだけど
大椛さんどうかなぁ?と思って」
「これで、何かアドバイスまではいかなくても
力になれることが伝えられるかも!」
そう思った僕は
すぐに行くことを決意しました。
「これから出会う人の力になる」を続けたい理由
ここから現在までのことは
端折って書くようで申し訳ないのですが
文字通り
怒とうの日々でした。
40歳を過ぎてから
・2013年にレイキヒーリングを学び
・同年に心理カウンセリングを学び
・2015年、さらに心理カウンセリングを学びながら
コーチングビジネスの世界に飛び込み
・2017年、起業家サポートのコンサルタントに転身
と、必死に駆け抜けてきました。
はたから見たら
「お金や売上ばかり追い求める人」に
見えていたと思います。
僕自身も
「それをやっていないか?」と
自問することもありました。
9年前の今日。
想像を遥かに超えた
大きな災害が起こり、
起こるはずがないと信じ込んでいた
原子力発電所の事故が起こり、
僕が突きつけられたのは
「当たり前と信じているものは
たやすく崩れてしまうこと」
だったと思います。
不平や不満のひとつも言いつつ
なんとか生きている今日も
当たり前を保っている、
とてつもない奇跡の連続で
あること。
だから、
キレイゴトでもなく
自分のためだけにがんばっているうちに
人生が終わってしまう。
きっと後悔しか残らない。
そのことを
理屈抜きで感じてしまったのだと
今振り返ると、そう言葉にできます。
自分は何のために
誰のために
この仕事をやっているのか。
それを探し続けながら
僕はいま、
「これから出会う人の力になること」
を続けることが
後悔のない人生になるだろうと
確信しています。
「みんなで、うまくいく」世界を作りたい
僕の「目の前の人の力になりたい」は
ただのエゴです。
僕が後悔したくない。
今はその一心だからです。
僕の心の根っこには
「ただただ、みんなで楽しくいたい」
「笑っていたい」
がこびりついています。
ビジネスでいえば
仕事の規模や
売上の大きさに関係なく
一人ひとりが
「今日もがんばれた」と
毎日に納得がいき、
自分なりの幸福を感じる
「みんなで、うまくいく」世界を
子どもみたいに願っています。
自分は何のために
誰のために
この仕事をやっているのか。
この最後の回答を
人生をかけるに値する本当の意味で
見つけ出せるのか。
今のコンサルタントの仕事で
答えを出せるのか。
くやしいけれど
今の僕にはわかりません。
ただ、今の僕が
この文章を読んでくださっているあなたに
力になれることがあるとしたら
それは
コンサルタントとしての
サポートです。
これだけは
間違いありません。
なので、
今、少しでもあなたが悩んでいたり
誰にも相談できずひとりで苦しんでいるとしたら
僕に声をかけてくれませんか。
そのことが
これまで
当たり前を、当たり前におざなりにしてきた僕が
僕の人生を後悔せず
楽しみながら生きていくための
大きな助けになります。
あなたといっしょに
毎日を励んでいけたら
本当に最高です!
長くなってしまいましたが
貴重な時間を使って
最後まで読んでくださって
本当にありがとうございます。
まだ出会えていない
あなたと出会える日がくることを
心から楽しみにしています。
大椛まさし
仕事の特徴がわかりやすい記事です。よかったら合わせてご覧ください。
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<Photo by Danielle MacInnes on Unsplash>