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坂本龍馬

今日は僕の故郷についてお話をしたいと思います。

僕は画像・題名にある坂本龍馬の故郷である四国の高知県で18歳まで暮らしていました。皆さんは高知県についてどのようなイメージがありますか?

①カツオ ②お酒 ③坂本龍馬

こんなところでしょうかね?大学から県外に出て自分が高知県出身というと言われたベスト3かもしれません。しかし、何を隠そう僕は、高知出身でありながら、お酒はあまり飲めませんし、坂本龍馬があまり好きではありませんでした。むしろ嫌いだったかもしれません。

それまでの坂本龍馬に対するイメージは、「商売人」「裏切り者」というマイナスなものばかりでした。世間は幕末のヒーローとか自由・おしゃれなんてイメージだと思います。高校生くらいの僕は、むしろ県外人の方が龍馬を好きだよなぁと思っていました。少し古いのですが、2010年に放映されていた大河ドラマ「龍馬伝」で初めて坂本龍馬について知ったくらいです。

今日、なぜ坂本龍馬についてなのかということなのですが、私のバックボーンを紹介したいなと思ったのと、今となってはファンとまではいきませんが、昔より坂本龍馬を好きになっていることの切欠や、その理由を伝えたかったので、テーマにしました。

話は逸れて風の時代

ところで話は変わりますが、皆さんは「風の時代」という言葉を聞いたことがありますか?ちょうど1年前くらいからチラホラと耳にしたことがある人もいるんじゃないでしょうか?

必ず坂本龍馬に帰ってきますので、ちょっと脇道に逸れますね!

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2021年は、西洋占星術で「風の時代」が始まる年と言われているらしいです。どうも200年周期で火→水→土→風と変遷しているとのこと。じゃあ前時代の土の時代はどんなのだったのか?

土の時代は「物質・財」を重視した時代とのこと。目に見える資産形成に価値が置かれていたとのこと。ちょうど産業革命が起こり、組織の伝統を大切にして、我慢・根性が美徳とされた時代だったわけです。う〜ん、どうもスピリチュアル・・・。僕自身、この手の話には懐疑的になってしまいますが、もう少しこの話題にお付き合いください。

では、風の時代とは?それは情報や知識等、形のないものが重視され、人々は「知る」ことを求めるというのものです。自分のやりたいこと、好きなことに素直になること、柔軟性や発想力が重視されていくとのこと。

う〜ん、確かにお金1つとってもキャッシュレスが推進されているし、クラウドの登場によってペーパーレスが標準化されている時代ですよね。けれど、天邪鬼な僕はこれを初めて聞いた時こう感じました。「いや、どんな時代でも情報は大事だし、発想力があったからアインシュタインなんかがいたんじゃないのか?と考えてしまいました。


話は戻って

はい!お疲れ様でした!この話と坂本龍馬との関係性が見えなかった方、お待たせしました!ここから再開しますね。

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なぜこの脱線をしたかというと、坂本龍馬が活躍した時代は、まさに土の時代で、当時の日本は幕末。幕藩体制に陰りがあったとはいえ、文化はまだまだ封建社会そのものでした。家のために長男が優遇され、お上のいうことは絶対。特に土佐藩は身分階級が強烈な藩でもありました。まさにブラック企業そのものですね!

そんな時代背景の中、彼は実に自分の知的欲求に素直に行動していましたよね。個人的にその最たるものだと思うのが、勝海舟を暗殺に行ったのに、勝海舟の話に惚れ込み弟子入りしたというエピソード。新し物好きで、当時にブーツを履き、日本初の新婚旅行にも行ったと言われています。そんな彼の自由な生き方が土の時代から風の時代への過渡期に生きる私たちにはよく映ったのではないでしょうか?

お伝えしたいこと

1人の経営者として、これをご覧いただいている方や、学生の方には声を大にして言いたいんです。それは全てのことに対して「目的を考える」ということです。社会人の方であればわかると思いますが、上司のいうことは絶対!なんてことはありません。なぜこれをするんだろう?これをする目的は何だろう?忙殺される毎日の中で、常にというのは難しいかもしれませんが、1週間に1回はこの俯瞰した目線を持つ必要があると思います。

もちろん、いたずらに上席に噛み付くことは奨励しませんし、個人的にそんなことをする方は、人として未熟だと思っています。お伝えしたいのは、貴方は人間であり、機械ではないということ。自分で考えられる脳があるのであれば、この作業・仕事の目的が何なのか、それを考え、代替案があれば上席に提案をしてみれば?ということです。本当に目的のわかっている上席であれば、貴方の意見に耳を傾けるはずです。なぜなら、上席も目的を効率よく果たしたいと思っているからです。早く帰りたい!と思っているからです。時折、脳死状態で仕事をしている上席もいますし、部下に仕事を押し付けて先に帰る上司もいますが・・・。

ただし!わかっていてほしいのは、貴方が思いつく改善案や、代替案は既に他の誰かが思いついているものだということです。それも踏まえた上で、現在の手段が最も効率的と判断されている場合が大半です。自分が見えていることは、物事の一部分に過ぎず、自分は大局が見えていない、まだまだ未熟だなと痛感するでしょう。

それでも、考えることを止めないでほしい。坂本龍馬のように知りたい!という知的欲求を捨てずに、あーでもないこーでもないと考え続けてほしいのです。周りに鬱陶しがられても「世の人は我を何とも言わばいえ我がなす事は我のみぞ知る」という坂本龍馬の言葉を思い出してほしいのです。考える癖が無くなれば、それこそ貴方の代わりはいくらでもいて、AIに取って代わられる人材になるでしょう。

僕自身、坂本龍馬の一部分しか知りません。この言葉だって本当に坂本龍馬が言った言葉かもわかりません。けれど、これからの風の時代、柔軟な発想がなければ生き残れません。相当量の知識がなければ柔軟な発想は出てきません。考える癖がついてなければ知識は増えません。そして、知りたいという欲求がなければ考える癖はつかないのです。考える癖をつけることで、日々自分の改善点を見つけ、日々自分をアップデートしていくことができます。

坂本龍馬。今の時代だからこそ、彼から学ぶべきことが多くあると思い、最近はファンとまではいきませんが、好きになっています(大事なことなので2回言いました)。

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