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[いまさら聞けない]米中貿易摩擦!わかりやすく解説!②

この記事は、最近よく聞くけど、米中貿易摩擦ってなに?って人向けです!

下の記事の続きです!

目次

1、 米中貿易摩擦って何? 〜概要と原因〜
2、 アメリカが関税をかけ始めた目的
3、 日本への影響
4、 これからどうなるか



3、日本への影響

日本への影響としては、2つあると考えています。

① 日本へのとばっちり
② 間接的な日本経済への影響

① 日本へのとばっちり

今は、中国だけがターゲットとなっていますが、これからも日本がターゲットにされないという保証はありません。1でも説明したのですが、ついでにように、日本にも鉄鋼に対する関税がかけられました。こういった感じで、中国をせめつつも、なんか日本も含まれている!?って感じで日本を含んだ関税品目が出てくる事が考えられます。

② 間接的な日本経済への影響

 現在は、株価、為替あたりには大きな影響がでています。7月6日に、アメリカが関税を本当に発動すると明言した事により、本当に米中貿易摩擦になるぞー、これはやばいって感じでの株価の落ち込みだと考えられています。でも、本質的には、これは、株とかFXをやってない人にとっては、大して問題ではないと考えています。

 こんな事よりも、日本にも影響が出てくると考えているのが、貿易量の減少です。関税がかけられる事によって、貿易量は減ります。日本は、アメリカに対しては自動車等を輸出し、中国に対しては電子部品等を輸出しています。それらの貿易量が減る事が減っていく事での日本経済への影響が出てくると考えられます。

4、 これからどうなるか

実際のところ、落とし所が見えないというのが現状です。アメリカは、NO.1であり続けるために、「中国製造2025」の廃止。中国としては、これからのハイテク分野での世界一を目指していくための「中国製造2025」の続投。

 どちらも譲る事ができないでしょう。しかし、この貿易摩擦は、どちらにとっても、貿易量が減る事で、経済の発展という点から見た時には、マイナスとなります。

 だから、どちらかが最終的には譲る事になるだろうと考えています。そして、今回、譲るのは、中国だと考えています。「中国製造2025」に向けて、中国は、知的財産権をないがしろにしてきました。

 アメリカは、2017年の段階で、中国の知的財産権侵害について調査し、今回の関税をかける前に、声明文で、「中国は、米企業を含めた外国特許権者に対し、ライセンス契約の終了後に中国のエンティティーが技術を利用することを禁じる基本的な特許権を認めないことで、WTO規則に違反している」と主張。「さらに中国は、海外から輸入された技術を不公平に取り扱い、不利に働く有害な契約条件を強要することで、WTO規則に違反していることが判明した」と述べました。

 まあ、つまり、アメリカの言い分としては、中国は知的財産権を侵害していて、WTO規則に違反しているよねという事ですね!

 この結論をだしている時点で、実際には、中国が知的財産権を侵害していようがいなかろうが、トランプさんのこれまでの姿勢から考えても、「中国は、知的財産権を侵害している」と結論づけている時点で、なにも成果をだせないまま退く事はないだろうと考えています。

 最低限、中国側がWTO規則に違反している点を改善するという方向で、落とし所となるのではないかなぁという感じですね。

 明日、7月6日に、関税を実施すると明言していたので、これからの動向は、明日以降で決まってくるかなと思います。みんなで見守りましょう!




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