うつ消しごはん完全解剖
はじめに
こんにちは♪
分子栄養学カウンセラーの政安です。
藤川理論の入門書、うつ消しごはんを完全解剖します。
藤川理論から栄養療法に興味を持つ人が多いですよね。この栄養摂取法は一部の方から強く支持されています。
このnoteでは、大変人気のある栄養療法の藤川理論とは、どんなものかを完全解剖します。
『実は現代人は飽食なのに栄養不足。だからサプリメントを飲むと元気になる』
一見信じてしまいそうな言葉ですが、果たしてそれは本当なのでしょうか…
このnoteの狙いは3つあります。
①まだ危険な栄養摂取法をしていない人に、思い留まって頂くこと
②既に危険な栄養摂取をしてしまった人が、次に別の危ない方法をしないように判断力を磨くこと
③全ての人が情報の捉え方を学び、栄養に限らず、自分を守るための知識を持てるようになること
今読んでくれてるアナタは、どれが当てはまりますか?このnoteを読めば、今当てはまった危険を回避することができます。
では始めていきます。
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※このnoteは、『うつ消しごはん』と読み比べながら検証を行えるように、書籍の進行順に合わせて書いております。そのため、特定の栄養素の話が前後したりして、読みにくい部分がありますが、原著の構成を尊重したためであると、ご理解下さい。
※本noteは分子栄養学をより安全に行うことを目的とするものであり、特定個人や書籍の内容を批判する趣旨でないことをご理解ください。
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第1章│藤川理論の功罪
人気のある藤川理論ですが、実はそれを行って具合が悪くなった方が、たくさん居ます。
私のクライアントもそうですし、TwitterなどのSNSで調べてもらえばわかります。
現在、藤川理論を信じて実践している方々にとって、これから述べる事実は不快に感じるかもしれません。
しかし、一瞬の不快感と、一生の健康、どちらを選びますか?
賢明な判断ができるアナタなら、嫌な思いをしても真実と向き合えると信じて、ありのままをお伝えします。
まず、藤川理論の前に、分子栄養学とは何かをお話しする必要があります。
宗教の分派のように、藤川理論も元は分子栄養学から派生したものです。
まずはこちらの系譜図をご覧ください。
分子栄養学と言っても、様々な分派があり、統一見解があるわけではありません。
分子栄養学をよく知らない人は、これらを全て一緒だと思っていることもあります。
簡単にそれぞれの解説をします。
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ライナス・ポーリング
オーソモレキュラー(分子栄養学)という造語を作って、始めて分子栄養学の概念を広めたのが、ライナス・ポーリング博士です。
二度のノーベル賞を受賞しており、生化学以外にも、様々な功績を残された方です。
病気は薬で治すという考えが主流だった頃に、栄養素で治せる病気があるという概念を提唱されました。
KYBグループ
ライナス・ポーリング博士から影響を受けたのが、KYBグループ創始者の金子雅俊博士。血液検査の解析を行い、不足している栄養素を予測して、サプリメントで補うという、現在の分子栄養学の礎を築きました。
高度に発展した研究所を所有しており、まだ世に出回っていない研究結果を数多く排出しています。
研究結果を元にした、他では真似できない、高品質なサプリを製造しています。
他のサプリメーカーと違い、分子栄養学用に高用量の使用を想定して、サプリメントを研究・開発しています。
分子栄養学の各団体
ライナス・ポーリングやKYBグループの影響を受けて、独自の研究を行っています。
血液検査などの検査結果を元に栄養摂取をするという、『個体差の栄養学』を掲げているが、既存の栄養学の概念が欠如しているように感じます。
このため、栄養学的に明らかに誤りがある内容を広めているという問題を抱えています。
有益な情報も多いため活用したいのですが、誤った内容も多いため、受講者は真偽を確かめる実力が求められます。
しかし、不調を抱えたまま栄養学の前提知識がない人が受講しても、情報の精査を行えるはずはありません。
既存の栄養学を学んでいない医師が、いきなり分子栄養学と出会ったので、基礎的な栄養学の欠けている、このような歪な構造になったのだと考えられます。
実際治らないことが多く、その原因をクライアントの心理に求めるという、迷走を続ける団体もあります。
また、心理系の講師にそそのかされて、根拠の無い自信を持って、実力に見合わない高額な料金設定でカウンセリングをすることもあるようです。
このように、分子栄養学の各団体は、劣悪なカウンセラーを排出し続けているという問題を抱えています。
高額な受講料を納得して払わせるために、開業して稼いで元を取らせるという、問題があるビジネスモデルになっているのが課題です。
自分の体調を改善させたい人に対する情報提供と、カウンセラーの養成は別で行うのが望ましいと思います。
KYBの研究結果が1次情報。
それを元に発展したのが2次情報の分子栄養学の各団体。
しかし、2次情報の各団体は、元ネタのKYBの研究内容を世に出す権利を有しないので、又聞きとなり劣化した情報を、受講者に伝えている。
そうして出来上がったのが、KYBの研究内容を知らず、3次情報しか持ち合わせない、劣悪な認定分子栄養学カウンセラーとなります。
このように育てられた分子栄養学カウンセラーは、当然満足な栄養指導を行えません。
下の図は、KYBの研究結果が世に広まるまでに、どれだけ情報が劣化するかを表したものです。
大人の栄養スクール
代表の篠塚明日香先生は管理栄養士であり、KYBでも高度な分子栄養学的解釈と血液検査解析を学んでいるという、唯一無二の存在です。
迷走を続ける分子栄養学の団体とは一線を画し、既存の栄養学と分子栄養学の両輪で、数多くのクライアントを改善させています。
現在はカウンセリング業を控えめにして、サロンの運営に尽力されています。
栄養で体調改善をするには、短時間のカウンセリングよりも、日々の自学が必要との考えから、今のスタンスに行き着いたとのことです。
既存の栄養学と分子栄養学は、相容れない概念だと思われていましたが、その両者を統合して、実際にクライアントが改善するための指導を行えたというのは、世界初の試みです。
一次情報の大事さを知っているなら、劣化した情報ではなく、大人の栄養スクールの情報で体調を改善させるのが確実です。
現在年2回の長期コースの募集中とのことです。
(2023/09/30まで早割受付中)
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政安秀仁の分子栄養学教室
代表政安秀仁は、篠塚先生の分子栄養学と栄養学の知見を踏襲して、栄養学と分子栄養学の統合を図る。
かつて『はちみつ』や『葛粉スープ』など、欠点が多かった補食の方法を、誰でも効果的に行えるように発展させる。 数年前まで1日中血糖値を維持する効果的な方法は存在しなかったが、補食の理論と実践により、誰でも血糖値を安定させることができるようになり、副腎疲労の回復を容易にする。
元々スポーツ栄養学を学んでおり、分子栄養学では使われていなかったサプリメントにも詳しい。
KYBの研究や既存の栄養学も習熟して、日々の栄養指導に活かしている。
三石巌
オーソモレキュラーの日本語訳である、『分子栄養学』という造語を作る。摂取したビタミンは全身に均等に散らばるのではなく、需要の多い箇所で優先的に使われるという、『カスケード理論』を提唱。高用量のサプリメントが必要な人の状況を、わかりやすく解説する。
藤川徳美
藤川徳美氏は、三石巌博士から影響を受けたとされています。彼は栄養療法に関する知名度を高める一方で、一部には医学的、栄養学的に疑問視される栄養摂取法も提唱しているとの指摘があります。
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おおまかに分子栄養学という物が、どのように発展してきたか、おわかり頂いたと思います。
次の章からは、実際に『うつ消しごはん』を読んでいき、問題のある点を洗い出します。
第2章│うつ消しごはんの問題点
サブタイトルで既に問題があります。
『タンパク質と鉄をたっぷり摂れば心と体はみるみる軽くなる』
なぜこの2つの栄養素の摂取量を増やすことを推奨するのでしょうか?
不足しているという、統計的なデータがあるのでしょうか?
厚生労働省が摂取を推奨する基準よりも、多く摂取した方が、何かしらのメリットがあるという、根拠があるのでしょうか?
たんぱく質の摂取量を見ていきます
うつ消しごはんの主要な読者層であると予想される、20~30代の女性で、平均値、中央値共に60g以上摂取できています。
栄養調査を行うと、申告誤差と言って、実際の摂取量より良く見せようとする傾向があります。
しかし、申告誤差を考慮しても、たんぱく質の過度な不足が起きているとは考えにくいです。
おそらく藤川徳美氏が診る患者の多くが精神疾患を患っており、食生活が充実していなかったため、たんぱく質の不足を目の当たりにしたのでしょう。
明らかにたんぱく質が不足している人が、プロテインを摂取して不足を補うのは効果があると思います。
しかし、普通に自炊を行って、十分にたんぱく質が摂取できている人が、プロテインを追加して何らかの健康効果が得られるという研究はありません。
まずは、自分がどの栄養素をどれ位摂っているかという『栄養価計算』が必要なはずです。
それを怠り、サプリメントを摂れば解決という乱暴な方法を行うので、体調不良になる人が続出するのだと思います。
鉄に関しては、国民健康・栄養調査の数値よりも、食事摂取基準の推奨摂取量の方が少ないので、統計的に欠乏が起きやすいと考えられます。
しかし、2~3mg程の不足なので、わざわざサプリメントを使うかというと疑問あります
これはカウンセラーでもありがちなのですが、特定の症状を持つ人ばかり見ると、それが全体だと勘違いする傾向があります。
藤川理論を新しくて画期的な方法だと盲信せず、特定の傾向のある一部の人が改善した方法に過ぎない。他の方法でも十分に改善した可能性があるという事実を知っておいてください。
では本編を読み進めていきます。
以降は有料となります。
ここまで藤川理論について分析を行った媒体は、この世に存在しないと言い切れます。
私が今まで勉強した知見を全て注ぎ込みました。
他の誰が藤川理論を見ても、ここまでの指摘はできないと思います。
1つ1つ根拠を示すために、手間をかけました。単なる私の感想文ではなく、客観的事実を示しています。
何より、健康被害に遭われた方々や、今後被害に遭う可能性がある方々を守りたいという気持ちでこの文章を書いています。
最後まで読んで頂ければ、本当の栄養療法とは何か、必ずわかって頂けると思います。
文字数:24,000字以上/画像:22枚以上
では、本気の分析を始めてきます。
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