3月だけど2019−20シーズンのまとめ
Bリーグ4年目となった今シーズン。
再びファイナルでBリーグ王座を逃し、捲土重来を期して来季を迎えようという中で60戦52勝という前人未踏の最高勝率に大きく貢献した主力(で私の推しの)の石井講祐選手とアキ・チェンバース選手がジェッツから退団するという波乱が起きた。推しの石井選手がいわば格上のサンロッカーズ渋谷に移籍というのは私として衝撃であったし、何より周囲からの下馬評通り今季の前半はその抜けた穴を埋めきれなかった。新加入の晴山ケビン選手や新卒のアメリカ育ちでシーズン前から日本代表入りしているコー・フリッピン選手と同じ新卒の外国人ニック・メイヨ選手という期待値の高い選手たちがジェッツの一員に加わったが、なかなか順応するのに予想以上時間がかかり、大野HC体制ではあまりないような凡ミスや連携ミスが重なり黒星が嵩み、そして天皇杯はさいたまスーパーアリーナに行くことなく和歌山でレバンガ北海道に敗れて天皇杯4連覇への夢は潰えてしまった。
ただ、怪我の功名か、年が明けてからは正月のアウェイでのBリーグ王者アルバルク東京を連勝で飾り9連勝と新戦力とも上手く噛み合い逆襲の機運が生まれてきた。ケビンの好守備、コーの類まれな身のこなしぶり、ニックの高さと若いパワー漲るプレーに既存の選手たちの強みが合わさり後半から終盤にかけての巻き返しが期待された。
だが、2/25に新型コロナウイルスの蔓延が懸念されレギュラーシーズンの一部延期が発表され、その後3/14・15の試合を無観客で行おうとしたが14、15日それぞれ川崎と船橋で直前に発熱者が発生したため2試合が中止という異例な事態が生じて、結局3/27にCS含めた今季の終了がBリーグより発表され、思わぬ形での幕切れを迎えた。
選手スタッフはじめ諸々の方々への謝意については別の機会に述べるとして、新型ウイルスのパンデミックという未曾有の事態であらゆる方々の安全を確保するためには止むを得ないことに異論の余地はない。
ただ、個人的な心情を述べさせていただけるのなら「ジェッツの新たな成長を遂げている姿をもっと観たかった」し、それを観られないまま今季を終えてしまったのは無念でならなかった。
いろいろ思うところはあるが、今言葉に表せられるのはこれが精一杯かもしれない。
まずは選手スタッフの皆さまお疲れ様でした。
皆さまの安全をまずは祈念いたします。