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ベルセルク 物語は作画、脚本 どちら

ベルセルクの作者が お亡くなりました。
急性大動脈解離であった。
簡単に言えば 体幹の中の 一番太く 心臓から延びる一番大きな血管から
出血してしまうという症状が 死因の原因になる。
病気病名は それらの症状を言ったりする訳で 解離とは血管内の膜が
剥がれて瘤になったり、欠陥が二重になってしまったり と言った事で

それらは 気になったら 各々で調べてください。
私の書いたことも 間違っていないけど 
全然 正しくないかも知れませんから 当てにならない情報かも知れないと
思いつつ 読み進めてください。

で 作者の三浦健太郎氏は学生時代から 相当の画力があって
「はじめの一歩」作者の森川ジョージさんが 臨時でアシスタントを頼んだ
時の事を ツイッターでつぶやかれていました。

多くの漫画家に影響を与えて
キャラクターの存在感など 物語を語るうえでは外せない
漫画の枠から 大きく飛び出したモノでした。

相当の漫画が 日本にはある。
それぞれのキャラクターが 様々な媒体になって
商業的にも 経済的に動かしている。

その中で 売れている作品であるけど
生みの苦しみで 話の進まない作品の トップ5に入り
そして 完結にたどり着けるのか?と 心配になる作品であったに違いない

作画の作業の細かさ と 脚本、筋書きの苦労

これらは両輪であったり
二人三脚であったり 
割合が違ったり

人それぞれだとは思うが
三浦先生にとっては どのようにして どうするつもりだったのだろうか?

今となっては 続きが読めない。
これは 本当に心残りであり 新作も描いていた、からこそ
描き続けて欲しかった。

・最新話の 「ガッツの前に現れた少年」は 何を伝えに来たのか?
・魔女の島での 話の行く末は
・キャスカの因果の烙印とガッツは どのようになっていくのか?
(早々に 一区切りつけて グリフィスとの決戦に向かって行くのか)
・魔女の島と 現世での世界の時間の差
これによって リッケルトの年齢差が無くなると予感させる伏線
・リッケルトなどの脇役など成長と合流
(バーキラカの隠れ里で 修行して 強力な仲間になる筈の予感)

そうしたモノを 物語に漂わせつつ
未完の作品に

あの絵無くして ベルセルクの作品は無い!
しかし
作品の筋書きが 無ければ
話も 進まないし、面白みも無い

三浦先生は 遅筆と言う話ではないらしく
明確な題材やコンセプトが あれば すぐに作品は書き上がるらしく
どうやら 作品を描くときには 行き当たりばったりの状況では
全く 話と画業が進んでいかないらしい。

週刊誌とは別次元の 生みの苦労があったのだろう。
手の抜けない、画の密度と完成度の要求
それらを満たすには アシスタントなどの人数ではなく
画力の質など力量によるところも ありそうで

5ちゃんでは 任しきれないから 自分で結局書き込む
そんな話は 上がっている。ホントか?嘘か?分かりません。

そういうのをひっくるめて 遅筆である、らしい。

著作権的にも 本人の構想を誰かに伝えて書かせる事など
不可能でしょうから(急性なのだから 話の全体像があるのか 不明だし)
本当に 残念で仕方ない。

大体 ファンの構想で 話を作っても
それはそれで 驚きと意表を突く 話の筋が 出てこない。
あの世界観を 作者が生きていた事で 

「でるか?でないか?」
「早く出せよ!そんな話は スッと飛ばせよ」
「そろそろ半年経つぞ!待ってるんだぞ」

などを文句をいって楽しんでいた時が懐かしく思えるように
なるのだろうか?

いや
思い返すごとに ちょっと寂しく思うのだろうな。

ユーチューブの「Berserk OP full - Penpals - Tell Me Why」
最初のアニメ化のオープニング曲には 秒単位でコメントが
英語で書きこまれている。

そして 多くが RIPという Rest in Peaceと言う頭文字
「安らかに眠れ」と言う意味らしく
rest in peace miura 
と 三浦健太郎氏、
三浦健太郎先生に 送っている。

世界中に 今はファンを持っている作品の広がりを感じる。


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nagaokananako
読んでいただきありがとうございました。 また 読んでいただければ 幸いです。 サポートの御代は 今後何かを 製作する時に使います。