青空の下で髪を切る楽しさ。プロ用理容ハサミの本格家庭用理容ハサミ「シゲル工業」
パリ在住のフォトグラファー、水島です。
ちょっと前に、友人からこんな連絡をもらいました。
「ニュースを見たけど、フランスだと美容室も閉まってて大変だろうから、プレゼントを送るよ。」
多分ちょっと前のニュースだと思いますが、一体何が届くのだろうと楽しみに待っていたら、こんなおしゃれな箱が届きました。
マカロンかお菓子でも入っているのかと思って開けたら、、、
なんと、美容ハサミでした。
しかもカッコいい革のケース付き。ボタンもついて、ケースが勝手に外れないようになっている。
若かりし頃には、自分で髪を切っていましたが、それは遠い昔。
こんな立派なハサミを使いこなせるんだろうか。
普段は取り扱い説明書を読まない私ですが、
今回は自分の見た目に深く関わるので、ちゃんと読んでみました。
説明書だけではなく、切り方の動画まで用意してくれている。
これはとてもありがたい。
ついでに、会社のサイトも見てみることにしました。
プロ用理容ハサミ生産本数No.1!!!
凄い凄すぎる。
同時に使いこなせるのだろうかという気持ちも湧いてくる。
そして、理容ハサミの値段も聞いたことがあったので、「2本セットなんて、なんて太っ腹なプレゼントなのだろう。」これは、とんでもないものをねだられるのではないかという不安も湧いてくる。
タダほど高いものはないとビクビクしていたら、
どうやら頂いたのは、家庭用ハサミセットというものらしい。
10万円を超えてなくてよかったと、よく分からない安堵感が湧いてくる。
さて、問題は、いくら家庭用とはいえ自分に使いこなせるかどうかだ。
ハサミを手に取ると、
ハサミをチョキチョキと動かす感触がとても良い!
以前使っていた安物の理容ハサミとは全く違う。
どこがどう家庭用なのかを理解してませんが、プロが使うハサミの高級感そのまま。
さすが燕市の会社。安心感が半端ないです。
手触りや重さ、持っただけで良いものと分かる。
これは包丁などの刃物好きにはたまらないものがある。
更に、サイトを見ていたら、
「昭和55年、私たちは業界初となるスキばさみを独自に開発」!!!
シゲル工業凄すぎ。
今まで知らなくてごめんなさい。
季節も良いので、パートナーを誘ってピクニックがてら髪を切ってみることにしました。
エッフェル塔もちょっと見える高台の公園。
どこか日陰で気持ちのいい場所を探してたら、ちょうど良い場所を見つけました。
目の前にはお尻
ちょうどツール・ド・フランスの最終日だったので、こんな椅子
さていよいよ髪を切ります。
この日の為に、パートナーには髪を伸ばしてもらいました。
改めて、外で見るとハサミの高級感がすごい。
自分がプロの美容師になったような錯覚を覚えてしまう。
公園なので、たまに散歩してる人やジョギングしている人を横目に、切っていきました。
あまりに切れ味が良いので、ついつい切りたい欲が湧いてくるが、それを抑えながらなんとか終了。少しすっきり。
自分が切るのが下手なので、美容師はさすがだなと改めて思ったけれど、
少しなら自分で切るのも悪くない。
切れ味が悪いハサミを使うと髪が痛むという話を聞いてからは自分で切ることがなくなったけれど、
このハサミなら自分で切ろうという気持ちが湧いてきます。
僕もパートナーに切ってもらいました。
この日のために伸ばしました。
アフター
青空の下で髪を切り合うという今までにない体験でしたが、妙に楽しかったので、またやっても良いかなと思えました。ちょっと気になるところが合ったときに、わざわざ美容室に行かなくても良いので本当に便利なハサミでした。良いハサミなので、もっと上手になりたいという謎の欲も湧いてきます。
ハサミをくれたAさん、本当にありがとうございます。
お礼に今度このハサミで髪を切って差し上げます。
お尻にお別れを言って、公園をあとにしました。