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怖々、毒を吐いてみる6 溝

 私に、もし子供がいたとしたら該当するくらいの年齢世代と、自分自身のモノの捉え方、考え方が、ひどくズレていることを、インターネットの世界で、しばしば実感する。

 我が家に娘、息子がいたら、肌で実感出来ただろうけど、そのような機会はなかった。だから、自分の価値観と視野でコメントなど読んでいると、「え、それはないでしょ。不利益なのはお互い様よ。ジジババも、いろいろ大変だったのよ。今の時代に生まれたらなら、こんな人生になってなかったって思うこともある!」と反論したくなることが、いくつかある。

 今回は、私より30歳前後若い人の方が、恵まれていると感じることや、認識に溝があると感じることなどを、少し書く。コメントで反撃されそうで、怖いわ。

その1
ジジババは、バブルでおいしい体験をしたと思っている。

 これは、半分ホントの事実もあるが、私の場合、半分は違う。
会社で経費使い放題だったのは、お偉いさんたちだけだ。
銀座のバーや新橋の料亭で飲み食いしたのは、私の勤めていた会社では、現在の年齢で90代前半から80代後半の当時役員かせいぜい部長クラスの人達である。現在60代50代の人達が語るバブル武勇伝はかなり尾ひれがついている
 考えてみれば彼らは当時20~30代である。そんな若造が年功序列社会で、銀座のバーや新橋の料亭の飲み食い代を、簡単に接待交際費で落とせるほど会社も公認会計士も、甘くない。せいぜい鞄持ちで、ほんの数回お供したのが事実であると私は推測する。それほど、おいしい体験してない。

社会全体が、はつらつとしていて、明るかったのは、事実です。
社員旅行は海外でした・・・。

その2
注射器の使い回しだった。
集団予防接種で肝炎に感染した人がいる。
注射針の使い回しはあたり前だった。
私は感染しなかったが、知人が感染している。

その3
若い人には虫歯がほとんどない。

 これがとてもうらやましくてたまらない。
人生において歯科に通うために時間と、お金をいくらつかったか計り知れない。

 昭和は、歯がしみれば、すぐに削って、黒銀色のアマルガムを詰め込んでお終い。歯とアマルガムの隙間に細菌が侵入して、きちんと磨いても磨いても虫歯が広がり、また削っての繰り返し、最後は神経を抜いて、かぶせモノ。

 このかぶせモノが保険適用だと、美しくないので、自由診療で高額なハイブリッドレジンを使う。これが私の虫歯人生。(近年保険適用もあるが、私の箇所は適応適用外だったり、保険適用の素材に適さない歯だったりしている) 自由診療のかぶせモノにいくら使ったか怖くて計算出来ないよ。
将来年金が多くもらえる分を、歯の治療費で、既に使っている

 虫歯は、乳幼児のころ、口で砕いた食べ物を与えた、周りの大人達からの感染が原因だ。虫歯が感染症とわかってから、子供に食べ残しや、口で砕いた食べ物を与える大人はいなくなり、子供の虫歯も劇減した。
 ババアは、丁寧に歯を磨いても、虫歯、歯周病に、なるんだよ!と大声で叫びたい。

その4
ピロリ菌!

ピロリ菌も感染症だ。口移しや、上水道が完備されていない井戸水等が感染源だ。
このピロちゃんを駆除するには、胃カメラで検査(胃カメラ以外にも検査方法は若干あるようです)して、胃に異常がなければ、健康保険が適用されず、自己負担になる。(ピロリ菌の有無だけなら、血液検査等で可能)
しかも1回5種類の薬を、1日3回7日間連続して服用しなければならない。薬によるアレルギーもあるし、薬を飲んだからといって必ず、ピロちゃんがいなくなる保証はない。


今回はこれくらいにしておきます。
今の時代に生まれたて良かったなってことも、沢山あるとわかって欲しいし、
定年前後のおじさんを「働かないおじさん」と白い目で見て欲しくなく、書いた。




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