創業の想い

高校卒業後、トヨタ自動車に
就職が決まり家族は

『就職おめでとう！！』

心の底から喜んでくれていた。

一生懸命育ててくれた親に
感謝の気持ちでいっぱいだった。

いざ働き始めると
毎日、車の小さなICチップの解析

『はぁたいくつだ、、、、』

こんな感じで人生が
終わっていくのかと
おもうと
憂鬱で仕事がつまらなかった。

仕事にいきたくないという

気持ちと格闘ながら


家のドアノブを握って
外に出るとき

思わず
『もう仕事辞めたい、、、』
心の声がでてくる。

職場の上司からは

『仕事の覚えが遅いやつ』


とレッテルを貼られ


『更生させた方がいい』
と問題児扱いされていました。

怒られるたびに
惨めな気持ちになり

仕事できなさに愕然とした。

同僚からは

『仕事なんておもしろくないのは普通だよ』
『トヨタ辞めたらもったいないよ』


とアドバイスをもらった。

みんなも頑張っている。

社会人てこんなものなのかなっと
無理矢理、
自分に納得させようとした。

だけど、
思い描いた理想とは
かけ離れた毎日。

初めての正社員は
ただ、、、
ただ、、、
毎日が辛くて、耐えられず
心が崩壊して
よく部屋で一人泣いていた。

目的のない会社員生活は

当然仕事の楽しさ、

やりがいなどは
見つけられなかった。

人生挽回してやる！！と意気込み
コツコツと貯めて
受講した高額セミナー。

受講前は
『これで稼げる自分になる！！』

成功した自分を想像すると
ワクワクして
希望に満ち溢れた。

綺麗な家、大好きな車
カタログ見ているだけでも

これから手に入れるぞって
想像するだけでにやけがとまらない。

地に足がついておらず
妄想力だけは一人前だった。

しかし、、、
ほぼ詐欺の受講セミナーだった。

楽をして稼げるはずもなく
奈落の底にドーン！！と
落とされたような
気持ちになった。

コツコツ貯めた貯金は水の泡。

うまい儲け話はないと
このとき初めて痛感。

どうしたら
チャンスを掴めるのか、、、

可能性を探し
20代前半色々な仕事を転々とした。

可能性を求めれば求めるほど
貧乏な時代の到来。

冬の時期、
凍えながら浴室に入り

シャワーを浴びていると

突然シャワーヘッドから
冷水しか
でてこなくなった。

『つめたい、、、』

あせってどれだけ

お湯の蛇口をひねっても
出てくるのは冷たい水。

『うそだろ？！』

温かいお湯を切望したが
思いは届かず。。。

極寒のあまり
心臓が止まるかと思った。

冷たいをはるかに超えて痛い。
『あかん、これはほんまにあかんやつや』

ものすごいストレスを

感じながらも
どこにぶつけていいかわからない。

全身鳥肌がたち、
寒すぎて足ぶみがとまらない。


ガタガタ一人震えていた。

仕事後、電車賃が足りず、

片道10キロ以上ある距離を
自転車で帰宅していた。

ザー、ザーっと
雨が降ってきた。

当然カッパを買うという
選択肢はない。

靴は雨でぐちょぐちょ。

シャツは雨で肌にビッタリひっついた。

『きもちわるい、、、』

雨に打たれながら
永遠と
自転車のペダルを漕ぎ続けた。

体力もいつも以上に奪われる中

優雅に公道走りぬける
カッコいい白いレクサス。

自分もああなりたいと
素直に羨ましかった。

そんな事を思いながら
完全に人生の迷子になっていた。

『どうすればこの状況を脱出できる？！』

そして24歳の時、
勤務先からの給料が2ヶ月未払い。

生活する事も厳しく
初めて親から借金をした。

さすがに精神的にこたえた。

まともに経済的にも自立することすら出来ず

『この現実を変えたい！！』

『なんとかしたい！！』
そんな気持ちがふつふつと沸いた。

ただ決めたことは
人に迷惑かける人生だけはやめよう。
そう覚悟が決まった。

新しく仕事を探していた時
家の近くでオープン前の工事をしていた
串カツ屋さんがあった。

お店の前の立て看板には
大きく
『独立支援制度あり』
と
書かれていた。

それを見た自分は
包丁も握ったこともなかったけど

『ここで働こう！！』

なにも知らないまま直感で決めた。

それが今の『串カツあらた』だ。
ここから人生が劇的に変わった。

なんと大成功している社長と
一緒に働くことが出来、
毎日串カツをあげました。

仕事に対する本気の姿勢、
色々な知恵を授けて下さりました。

毎日がドキドキとワクワク。

『仕事が楽しい！！！！！！』

心には喜びが溢れ、
限りない嬉しさを感じた。

そして、社長は
『お前を一人前にする』

『おまえにも絶対できるぞ！！』

いつも励まし自分の成長を
喜んで下さりました。。

人を思いやる優しい心が
こんなにも人を幸せにする事を学んだ。

一生懸命やることで
少しづつ自信もついてきた。

そして、
『汗水ながして働くことがカッコいい』
と
心から感動したのを今でも覚えている。

自分に特別な才能がなかったとしても
一生懸命働くことで誰かの役にたち
人に感謝される喜びを知った。

その瞬間から決めたことがあります。

『ひいでた才能がなくても
親切さと思いやりを忘れず
後悔のない人生を送ろう』

もし今日死んだとしても
よい人生だったと言えるように
日々を暮らしていこう、と

あらたを通じて本気で仕事が楽しく、
テーブルには笑顔が溢れ
乾杯には喜びが飛び交う

あらたには
人を幸せにする力があると実感。

あらたを通じて
何かを伝えたい、、、

それは、あらたを通じて
世界によろこびを！！

今日も初心を忘れずに店に立つ
みんなに伝えたい。

どんなにくじけそうになったとしても


あきらめなければ
人生は想った通りになる

私たちはあらたを通じて
世界を幸せにする

そしてこんな理念で
お客様を喜ばせていきたい。

理念
串カツを通じて
『幸せ』と
『感動』を
すべての人にとどけよう！！

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