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仏教に学ぶ生き方、考え方「念仏を唱えるということ」

 最近は年回法要でお勤めをするときに、「ご唱和」していただく方が少なくなってきました。

 でも時々、「若い方やお子さん」が素晴らしく大きな声で偈文を唱えられるときもあり、とても「微笑ましく」思います。

 念仏や偈文は、できるだけ「声を出して唱えましょう」と言われます。

 「信心」が大切であるならば「心」が大切であり、声に出すかどうかはそれほどごだわらなくてもいいはずです。

 でも声に出すということは、実は「大切」なのだと思っています。

 人間の「業」には「三業」があります。

 「心で思うこと」、「口で言うこと」、
「行うこと」です。

 この内、「心」だけは外からは見えません。

 であるにも関わらず、「心が一番の元」になるのです。

 なので「見えない心」を声に出すことで、心の中を「表す」ことができるのです。

 また念仏を唱えると「周りの人」にも伝わり、信心が高まりますよね。

 つまり周りの人にも、念仏や偈文の「功徳」を「おすそ分け」することができるのです。

 そういったわけで、なるべく声に出してお唱えしましょうと言われているのだと思っています。


☆今日の一句☆

 お念仏
   声から仏が
       現れる


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