ほとけさまのおしえ「三割引」
夕方スーパーに赴くと、惣菜コーナーや揚げ物コーナーのパック商品に「割引シール」が貼られているときがあります。
買ったらすぐに食べる私は、なるべく割引率が高いものを目で追っております。
「半額シール」が貼られていると迷わずかごに入れますが、「三割引シール」だとちょっと躊躇してしまいます。
もう少し遅くなると「半額シール」を貼ってくれるかもしれないという考えが頭をよぎるのです。
そう感じる人は意外と多いのではないでしょうか?
中には「半額シール」を店員さんに貼ってもらってからかごに入れる強者もいるとかいないとか。
でもこれに似たことはもうちゃんと仏教には説かれているのです。
それは「水が半分入ったコップ」を見てどう感じるかを問うた説話です。
水の量は変わらなくても「まだ半分も入っている」と見るか、「もう半分しか入っていない」と見るかで印象がまるで変わってきます。
つまり、どの割引シールが貼られていようと「こんな美味しいものをこんなにお値打ちにいただけるなんてありがたい」と思う事が、一番「得をしている」と考えるのです。
スーパーで買い物しながらも「ほとけさまの教え」で心穏やかに過ごせるのは、仏教の素晴らしいところだと思えるのは私だけでしょうか?
☆今日の一句☆
感謝して
食べるは一番
得をする