仏教に学ぶ生き方、考え方「ミーンミーン」
「朝五時頃」から、蝉が鳴いております。
そしてソファーに横になりながら、その鳴き声を「じっと」聴いております。
そして、思うのです。
よく朝から夕方暗くなるまで「鳴き続ける」ことができるなと。
蝉と競うわけではありませんが、僧侶の端くれとして、「読経し続ける」ことは時々あります。
特にお盆の期間中は「朝から夕方まで」唱え続けたりもします。
多分声の出し方もなっていないのでしょうが、最後の方には声の質も「変性」し息遣いも「荒く」なります。
そして次の日には喉が痛くなり、スプレー状の「薬剤」を喉に吹きかける日が何日か続きます。
つまり一日声を「出し続ける」ということは大変なことだと思うのです。
厳密には蝉は「声帯」を使うのではなく、羽のすり合わせた音をお腹の空洞で「増幅」させるそうです。
それでも一日鳴き続け、また次の日も同じように鳴き続ける蝉はすごいなと思うのです。
そして休み休みではありますが、「お経」を唱え続け、人生を前向きに生きるための「お話」をし続けていきたいなと思うのです。
☆今日の一句☆
蝉時雨
背中押されて
法を説く