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仏教に学ぶ生き方、考え方「小さなこと」

 仏教では日常の「小さなこと」を大切にします。

 例えばご飯を食べるときは、ご飯の「一粒」まで残さず食べたりします。

 また、机の上の「経本」(きょうぼん)を角を揃えて置いたりします。

 それは一見すると「几帳面」に見えるかもしれません。

 また、「作法」を心得ているようにも感じます。

 でも実はそれは「見えている部分」に過ぎません。

 そうやって自分の「心の中」を整えているのです。

 つまり「小さなことに想いをいたす」ことで、「心の修行」をしていることになります。

 それをやってもやらなくても、すぐには「何も」変わりません。

 ただ心の中の「小さな緩み」が、「まぁいいか」という心を呼んでくるのです。

 「見られてないところでちょっとごまかす」、「頼まれたことを放っておく」ようになり、やがては「信頼」が離れていきます。

 「小さなこと」を大切にすることは実は「大きなこと」になり、自分を強く動かすのです。


☆今日の一句☆

 毎日の
   ちょっとしたこと
          大切に

 

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