ほとけさまのおしえ「閑中忙あり」
今日は所用で出かけております。
朝早くから車で移動し、先ほどから「ファストフード店」でコーヒーを頂いております。
ちょうどこの時間から「朝のラッシュアワー」が始まるのでそれをやり過ごしてから向かおうという魂胆です。
よく「忙中閑あり」と申します。
これは「忙しい中にも意外とゆっくりできるひとときがあるのですよ〜」という意味で使われております。
でもふと思うのです。
この世の中に「忙しいという時」はあるのかと。
また「急がなければならないこと」に追われて過ごすことが果たして幸せと言えるのかと。
そんな事を言うと、真面目に働いている人や家事育児をされておられる方から「総スカン」を食らってしまうかもしれません。
そしてかつての自分も、そんなことを思うこともありませんでした。
でも忙しいという状態を作り出しているのは、他でもない「自分の行い」からです。
例えば、ある時間にその場所に向かう時に、「時間に余裕を持てば」急ぐこともありません。
でも時間ギリギリに出ると、ちょっとした渋滞で気が急いてしまい、「イライラ」してしまいます。
テスト勉強にしても、仕事の段取りにしても同じことが言えます。
そう思って実践していても、時には思わぬことが起こり忙しいと思うひとときはあります。
なので私も忙しいことや急くこともあります。
でもそれは永くは続きません。
つまり私の日常は「閑中忙あり」なのです。
そしていつも忙しいと思ってみえる方は、きっと「すること、しなければならないこと」を詰め込みすぎているのでは?と思うのです。
でも世の中には「忙しいほうがいい」という方もおられます。
そして暇な時は「空虚」に感じる方も多いでしょう。
でも「時短」や「タイパ」が持て囃されているこの世の中、忙しく過ごすことで「心を亡くしてしまう」ことがないように心がけたいものです。
☆今日の一句☆
今ここに
あること忘れて
急いており