ほとけさまのおしえ「桜の花」
寒い日々の中にも、少しずつ桜の「開花の便り」が出てきております。
今日お邪魔した近所のお寺の庭にも、それは見事な「枝垂れ桜」が蕾を綻ばせておりました。
沢山の人の波にのまれながら眺める桜もいいですが、人知れず「ひっそり」と咲く桜を本堂から眺めさせていただくのもなかなか贅沢なものです。
以前「桜の花の気持ち」を記事にしたためたことがありました。
桜は花びらが散ってからがいよいよ成長を始める時期であり、桜の花を咲かせるために「十ヶ月ほどの準備期間」を要するそうです。
それほどの準備をしても一週間から十日ほどで散りゆく花びらは、まさしく「命のなんたるか」を考えさせられます。
そして一年という大きな尺度で季節を感じられるような「心のゆとり」にも、感謝を申し上げたい心持ちです。
とどまることなく移りゆく季節の中で、「今まさに」咲き始めようとしている桜を今年も眺められている。
桜に「我が人生」を写して感謝できる心持ちこそ、「仏様の教え」そのものなのではないかと感じております。
☆今日の一句☆
桜さま
我が身の移るを
伝えゆく
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