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仏教に学ぶ生き方、考え方「阿弥陀如来様とはどういう方なのか?(その弐)」

 前回に引き続いてのお話です。

 では阿弥陀如来様はどのようにして「先生」になられたのでしょう?

 まずは今までの仏様の先生は、実は「五十五仏」おられます。

 一番最初の先生は「錠光仏」とおっしゃる方で、その後「五十二仏」が先生になられました。

 そして「五十四番目」が「世自在王仏」です。この方の説法を聞かれた「法蔵菩薩」がその教えに「心を動かされ」、自分も「悟り」を開きたいと思われたのです。

 そして他の仏様のお浄土やその考え方を世自在王仏にお伝えしていただき、その後、長い間考えて「四十八のお願い」を起こされたのです。

 このお願いは「四十八願」と呼ばれ、他の仏様の願いのいわば「エッセンス」をもらっているので「無上の願い」と呼ばれています。

 そしてそれを叶えるためにまた長い間「修行」をされ、その結果ついに「悟り」を開き、「如来様」になられました。

 このお方が「阿弥陀如来様」ということになります。

 なので阿弥陀如来様は「五十五番目の先生」ということになります。

 さて如来様になられたということは「願いが叶っている」ということになりますよね?

 その願いの中に「念仏を唱え、信じれば極楽浄土に必ず救う」と言うものもあり、これが「本願」とか「十八願」と言われております。

 浄土信仰は、「この願いを信じさせていただく」ことが最も大切なことになるのです。


☆今日の一句☆

 阿弥陀様
    願いをかけて
         くださるる

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