ほとけさまのおしえ「負の解消」
社会が発展していくということは、どういうことなのでしょうか?
それをある方が「負の解消」とおっしゃっておりました。
つまり不自由な状態が「自由」になったり、窮屈な状態が「解放」されたり、孤独な状態が「注目」を浴びたり、、、。
そんなふうに辛い、苦しい状態が消えていくことが、社会の発展につながっていくというのです。
自動車の「自動運転」しかり、「スマートフォン」の普及しかり、社会は確実に負を解消し、便利になっていっております。
しかし一方で、新たな「負」が生まれていることもあるやもしれません。
「闇バイト」や「ロマンス詐欺」もスマートフォンなしでは成立しませんし、近所の人との付き合いが「薄く」なったりもしております。
なので、一見便利に感じるものでも、本当に負の解消になっているのか、また負の解消につながる「使い方」をしているのかを考える必要はあるのかなと思っております。
仏教の大きな目的にも「抜苦与楽」がございます。
つまり仏教を知ることで、考え方を学び、その結果として心が軽くなったり、気にならなくなったり、前向きになれる体験をすることができるのです。
しかし、一方で「しきたり」に囚われ、堅苦しくな感じたり嫌になったりすることも多いでしょう。
まずはそういったことを気にせず、「気軽に」仏教に触れていただければ嬉しいのです。
☆今日の一句☆
負のこころ
抜苦与楽で
晴れやかに