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仏教に学ぶ生き方、考え方「お勤めをするということ」

 以前、ほぼ毎日朝夕に「お勤め」をすると申しました。

 でもそれは「お務め」でも「お努め」でもありません。

 つまり僧侶の「仕事」としてしているわけでも、「頑張って」しているわけでもないのです。

 ならどうしてしているのかというと、自分から「したい」と思っているからです。

 確かにお経を唱えるだけで、「ご利益」があるとは限りません。

 でもお経を唱えると、頭が「スッキリ」し、気持ちが安心して「穏やか」になるのです。

 もしかしたらこれは「智慧と慈悲」のご利益なのかもしれません。

 でもご利益があるとして、実生活の何かが「変化する」ことではないと思います。

 強いて言うなら毎日の「心持ち」が変わるのかなと。

 それは一見「取るに足らない」ことのように思われますが、毎日積み重なり、やがて「とてつもない力」となってくると信じております。


☆今日の一句☆

 心持ち
   積み重なって
        力持ち

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