ほとけさまのおしえ「手に入れたもの」
「三連休」が始まりました。
久しぶりの三連休を楽しみながら、様々な趣味に興じたりいろんな場所にお出かけしたりしている方も多いと思います。
そしてそういうときには、「手に入れたい」と思うものが増えるものです。
旅先のお土産物屋さんで出会った陶器や鞄に「一目惚れ」して即買いしたことも一度や二度ではないはずです。
確かにそういう行動が地域の活性化や景気にもつながると思うと、「購買意欲」が大きくなることはすばらしいとも言えます。
でもそのことで生まれる「執着心」はなかなか厄介なものになるかもしれません。
手に入れたものを実際に使ってみるとそれほどよくはなかったり、実は粗悪品ですぐに傷みや欠けが出てきたりすると「残念な気持ち」から「怒りや妬みの心」に変わってくるものです。
そしてそんな気持ちになるのが嫌で「元から買わない」という気持ちでいることも実はなかなか難しいものです。
食べたいものはやはり食べたいですし、欲しいものはやはり欲しいという気持ちが働くでしょう。
そんなときはどうすればいいのでしょう?
一つ言えることは、「モノではなく心を観てきましょう」ということです。
つまり、手に入れたものも楽しいことも全ては「諸行無常」であると知り、「サラリと受け流していく心」を持ったほうがいいのではと思っています。
「あんなこともあったな~、こんなハプニングもあったな~。」
そんなことを「思い出」としていつまでも楽しめたなら、この三連休の出来事もより輝いてくるのではないかと思っております。
☆今日の一句☆
空じよう
空に浮かぶ
雲のよに