ほとけさまのおしえ「悲しき願い」
歳がバレますが、子どものころのヒット曲に「尾藤イサオ」さんの「悲しき願い」があります。
♫「だーれのせいでもありゃしない〜」♫というフレーズが妙に「耳に残る」曲です。
「片思いの恋」の悲しさを唄った曲ですが、確かに恋をするのは誰のせいでもありません。
でも♫「みんな、おいらが悪いのか~」♫というわけでもないと思うのです。
「恋愛の原因」はいろいろあるでしょう。
「悲しんでいるときに優しくされた」
「たまたますれ違って雷に打たれたような運命を感じた」
「話をしているうちに、いないと寂しく感じるようになった」
などなど。
そして好きになることそのものはとても「幸せなこと」だと感じるものです。
でも「同じ想いを相手にも持ってほしい」と感じたときに、苦しみが生まれます。
もちろん「相手の想いを思い通りにできる人」など誰もいませんから、「疑心暗鬼」になったり「怒りや悲しみ」に襲われたりします。
でもそれでは本来の「好きという気持ち」からどんどん離れていくのです。
実は「悲しい気持ち」を感じたときに、ちょっと思い出してほしいことがあります。
それは「慈(いつく)しみの心」を少しプラスして考えるのです。
「慈しみ」とは簡単に言うと「相手の気持ちになる」ということです。
「観世音菩薩樣」はこの世の中のすべての生けとし生けるものに、「慈悲の光」をかけられております。
でも凡夫である私たちは、「周りの人や相手の人に対してだけ」、慈悲の心を持てばいいのです。
「悲しみに慈しみをプラスして」、慈悲の心で相手を見ていく。
そんなあなたには、また素敵な恋が「舞い込んでくる」と思うのです。
☆今日の一句☆
悲しみを
慈悲に置き換え
願いましょう