ほとけさまのおしえ「神戸の街をゆく」
先日久しぶりに神戸に足を向け、「三ノ宮〜元町」の街なかを歩く機会がありました。
今ちょうど「兵庫県知事選」の真っ只中ということもあり、平日にも関わらず人も多く、「活気が戻ってきている」ように感じました。
田舎に育った私にとって、神戸というとそれはもう「憧れのスポット」でありました。
若い頃に訪れた時は「北野異人館」には長い行列ができ、入場制限のある建物も多かったような記憶があります。
その後「阪神大震災」で大きなダメージを受け、平成の長期に渡る「デフレ経済」の影響を受けたのか、かつての賑わいが嘘のように「閑散とした時期」もありました。
でも令和の「コロナ禍」からも力強く立ち直り、お洒落な店にはまた行列が戻ってきていることを、嬉しく感じながら街ブラを楽しませていただきました。
そして、やはり「神戸ならではの街の雰囲気が好きだな〜」と感じさせていただきました。
海沿いでありながら、六甲の山並みが間近に見える「トアロードの街並み」はいつ見ても絵になります。
きっと「明治〜大正〜昭和」と時代の最先端を歩んできた街だからなのでしょう。
そして今回の知事選でも「これからの政治のあり方」を全国に先駆けて問われているような気がしております。
親鸞聖人が法然上人の教えを受け、それまでの仏教にとらわれない新風を吹き込まれた時も、様々な抵抗に遭われました。
そして「越後への流刑」まで経験されたのです。
でもそのことが結果的に関東への布教に繋がり、「真宗の教え」を多くの人に伝えることになったのです。
そこには親鸞聖人の「正しいと思うことをただ貫かれた」生き方があってのことでしょう。
力によらず本当に「人の心に響くこと」をお伝えしていく。
その精神は「宗教においても政治においても」、心の真ん中に置いておきたいと感じております。
☆今日の一句☆
トアロード
時代拓きて
歩みゆく