ほとけさまのおしえ「名古屋でのこと」

　昨日は所用で「名古屋」に赴いておりました。

　電車で「名古屋駅」に降り立ち、そこから中心地の栄までほとんどの方は「地下鉄」で行かれると思います。

　伏見駅を含めて二駅で所用時間は「五分」ほどですが、実はこの地下鉄の「名古屋〜栄間」がいつも混雑しているのです。

　どこの都市でも地下鉄の混雑区間というものはあるようです。

　福岡だと「天神〜博多間」、大阪だと「梅田〜天王寺間」などなど。

　でも名古屋の場合は、距離が「若干二キロ弱」なのです。

　なので私はなるべく「歩いて」向かうようにしています。

　名古屋から栄方面に歩くと、「ミッドランドスクエア」のビルをかすめて名古屋高速の高架をくぐると「堀川の街並み」が見えてきます。

　「下園公園の紅葉」を眺めながら進み、「錦通り」を越えると栄のビル群がもう目の前です。

　時間にして二十分余り。

　地下鉄の改札をくぐる時間や電車の待ち時間を含めると、ほとんど変わりない所要時間で豊かな景色を楽しめながら移動できるのです。

　そしてすれ違う人々のほとんどが「外国の方」というのも趣きがあります。

　きっとこの近くのホテルをチェックアウトして景色を楽しみながら移動し、テレビ塔や栄のショッピングを楽しまれるのでしょう。

　京都もそうですが、名古屋の中心部で「国際色」も楽しめるのはありがたいことです。

　そしてこんなことに新鮮さと幸福感を感じられる心持ちは「仏教を通したものの見方」や、「田舎暮らしの毎日」があってのことと、感謝の気持ちが湧き出てきております。

☆今日の一句☆

　当たり前
　　　　実は尊き
　　　　　　　心持ち