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ほとけさまのおしえ「選ぶということ」

 日本をはじめ「自由主義の国々」では、「選ぶ権利」が認められているのはありがたいことです。

 例えば自動車も様々な形や大きさがあり、お財布と相談しながらではありますが、自由に乗りたい車に乗ることができます。

 また「選挙」や「推し活」などで、自分の好きな人を選んで投票したり応援したりすることもできるでしょう。

 選ぶ人がいるのであれば、当然「選ばれる人やモノ」もあるわけで、それらは選ばれようとして、様々な努力をされることでしょう。

 でも「もし選ばれなかったらどうしよう?」と不安になり、苦しみを覚える人も多いはずです。

 でも選ばれなかったからといって、「何か変わること」があるのでしょうか?

 いくら良い人で熱意があって見た目もかわいい、かっこいい人でも、他にもっとすごい人がいたら人はそちらを選ぶでしょうし、モノにしてもより品質が高く値段も手頃なほうに流れるでしょう。

 つまり選ぶ、選ばれるということは「相対的な判断」であり、その人やモノ自体を否定したり嫌ったりすることではないのです。

 それ故、例え選ばれなかったとしても「あ〜そうなんだ〜」と軽く受け流して、堂々と人生を歩んでいけばいいと感じております。

 そしてそれは「宗教」に関しても同じことが言えます。

 世界には様々な宗教があり、その中の仏教も様々な宗旨宗派に分かれております。

 規模も教えの内容もかなりの違いがありますが、沢山の信者がいるからその教えは素晴らしいということもないと思っております。

 なので自由に触れていただき、安心して楽しい日々が過ごせる考えを選んでいただけたらと思います。

 また選ばれるほうも選ばれなくても特に気にしないようにしていきたいと思っております。

 来るもの拒まず、去るもの追わず。

 余計な苦しみをわざわざ自分から掴みに行かないようにしたいものです。


☆今日の一句☆

 選ばずとも
     もれなく救う
          教えあり


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