仏教に学ぶ生き方、考え方「お葬式はどこまで出席するのか」
自坊では人が亡くなると「枕勤め」〜「お通夜」〜「葬儀、告別式」〜「菩提寺での寺参り」〜「お墓参り」と行い、その後中陰法要に続いていきます。
葬儀告別式の後ですぐに「初七日法要」を行うことも多くなってきました。
その中でご参列の皆さんは、「どこまでお参りするか」で悩まれると思います。
一般的には「葬儀告別式まで」で、出棺のときに手を合わせてお別れするでしょう。
親族や親しい人は「火葬場」まで行かれると思います。
そういうふうに徐々に人数が少なくなり、お墓参りのときは「一人〜数人」になります。
中には親しい友だちが大勢でお墓まで見送りに来てくれることもあり、狭いお墓に「人集(ひとだか)り」ができたりします。
最近は、お葬式の形も内容も人数も「多様化」してきております。
そしてどれも心のこもった「素晴らしい」式であります。
皆さんが心を寄せ合って催される式には、荘厳な中にもどこかに「温かさ」があるものです。
そしてお墓まで見送りに来てもらっても、そこからは「一人で」歩いてゆかれるということを、心にいつも留め置いております。
☆今日の一句☆
お葬式
心寄せあい
催さる
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