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仏教に学ぶ生き方、考え方「声を出すということ」

 読経やお称名を「お唱え」するとき、声に出していますか?

 最近は黙読をしたり、心のなかで「南無阿弥陀佛」とお唱えしている人も多いようです。

 もちろん事情があって声に出せない人は別として、そうでなければできるだけ「声に出して」もらえたらと思うのです。

 それは声に出すことによって、自分の心の中を「整理」する事ができます。

 もやもやしていたり、憂鬱な気持ちでいても、お経を声に出して唱えると、なんだかスッキリと「整理」されたような心持ちになります。

 同じように人と会う時はなるべく「声をかける」ように心がけています。

 天気や気温の話題から最近の情勢、そして近所の話題など、何でも笑顔で話すことで、「心の敷居」が低くなるのです。

 そして、最近会っていない人がいたら、ちょっと連絡してみたり、顔を見に行ったりして「ちょっと言葉を交わす」ことを心がけております。

 そうやって声をかけたり出したりしているだけで、毎日が少しずつ「積極的」になってきます。

 仏教に「和顔愛語」(わげんあいご)という言葉があります。

 これは人と接する時の布施を心持ちを表した言葉ですが、実は和顔愛語を実践することは、自分の心持ちも「和やかで愛しい」気持ちにさせてくれるのです。


☆今日の一句☆

 声を出し
    和顔愛語で
        布施しよう


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