仏教に学ぶ生き方、考え方「松島に想うこと」
牡蠣と並んで行きたいと思っていたところは「瑞巌寺」です。
海に浮かぶ島に建てられた「五大堂」が有名ですが、他にも浄土往生を願って作られたという「石窟群」もあります。
かつては天台宗寺院でしたが、「禅宗に鞍替え」されている珍しいお寺でもあります。
改宗の理由としては、酒肉や色に溺れた僧をみた時頼が兵を送って追い出したと言う説があるそうですが、それが本当なら、「僧侶のあるべき姿」を考えさせられますよね?
また松島にいた見仏上人は、毎日「法華経」を読誦し、「六根すでに浄く能く神物を役使し、霊異すこぶる多し」と称された僧侶だったそうです。
そういう歴史がこの地にはあるのだと思うと、「時代が交錯するような錯覚」さえ覚えます。
この地にこうやって立てて、「僧侶のあるべき姿」をそっと想像してみるのです。
実際には、私には「どちらも備わっている」と感じています。
不規則な生活で食欲旺盛な私と、お坊さんとして様々な活動を行っている私。
どちらも自分であり、だからこそ「愛おしく」感じるのかもしれません。
☆今日の一句☆
松島で
夢か現(うつつ)か
僧に会う
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