ほとけさまのおしえ「独りお花見」
「桜前線」が東北から北海道に向かっているようです。
お花見というと「職場やサークル」の仲間同士で賑やかに宴をしたり、「恋人や家族」と一緒に散歩したりする方が多いと思います。
そんな中で「一人」で写真に収めながら歩いてみえる方もおられます。
そしてお花見はしたいけど「一人だとどうも行きづらい」という方もお見えだと思います。
でも一人で花見も自由で気持ちいいものですし、「ぜひ行っていただきたいな」と思うのです。
統計の予想によると、今から二十年後には一人世帯が「四割」を超えるそうです。
もともと未婚率が上がるうえに、配偶者の死別や離婚率の上昇で独り身の方が増えるとか。
そうなると一人の寂しさや孤独感を感じながら過ごす方も増えてくるでしょう。
その反面、一人の自由や気軽さを楽しむ方も増えてきます。
要は今の状況を「どのように捉えるか」で幸福感も変わってくるのです。
御書に「この世は仮の住処ぞかし」という一文があります。
つまり「この世に起こることがすべて」であるという考え方から、もっと「大きな流れ」で今を捉えなさいよと説かれております。
つまり一人花見も仲間で花見もそれぞれ幸せであり、比べることなど「意味がない」のですよね。
なので人と比べることなく、人の目を気にすることなく、「今を楽しんでいく」生き方がこれからの日本にはもっと「フィット」してくるのではと思っております。
☆今日の一句☆
人はみな
独生独死で
駆け抜ける