仏教に学ぶ生き方、考え方「同じ思いに寄り添うということ」
真宗の教えを信じる人のことを「御同行」(おんどうぎょう)と申します。
同じ行いをする人、つまり同じように「思い考える」人と言う意味なのでしょう。
真宗では御同行の「つながり」を重んじています。
「一緒に」救われて、仏になったら「一緒に」救いにいこうという思いが込められているように感じます。
でも一緒に救い救われていこうと思うのも、同じ苦しみや悲しみを経験するからできることですよね?
例えば、自分が「孤独に苛まれている」とき、「どうして自分だけ」とついつい思ってしまいます。
でも実は孤独に苛まれている人は「自分だけ」ではありません。
もっというと、周りにはいないかもしれませんが、「全国や全世界」にはたくさんいるはずです。
自分がもし救われたいと感じるとき、自分以外の同じ思いをしている人たちも同じように「救われてほしい」と思えるのか。
そういうことまで「心をいたす」ことが御同行の本当の「意味合い」であり、慈悲心だと思うのです。
☆今日の一句☆
有り難し
みんな同じく
救われて
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