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waratsutsumi
仏教に学ぶ生き方、考え方「誰もいないと思っていても」
たぶんほとんどのお坊さんは、朝夕本堂で「お勤め」をしていると思います。
お勤めとは「お経や偈文」を読み上げて、阿弥陀様にお念仏を申し上げるひとときです。
朝夕それぞれお経と偈文が決まっていてそれを読んでいきます。
これが「結構な時間」がかかります。大体一時間弱、朝夕合わせて「二時間弱」勤めるのです。
でも一人で勤めますからいつものお念仏よりちょっとゆったりとした気持ちで詠ませてもらっています。
でも時々御同行様がいつの間にか本堂に上がって読経の間座っていることがあります。
「気配」も消して上がってくるので、気づかずに終わってから気づいて挨拶をすることがあるのです。
その時、「ちょっと気を抜いていたところを見られていたかな〜」と反省させられます。
誰かにいつも「見られている」という緊張感を持っていたいものです。
真宗では阿弥陀様は「いつでもすぐに救いに来ていただける」と言われています。
ということは「いつでもどこでも」私たちを「見ていてくださる」わけです。
「誰もいないと思っていてもどこかにどこかに阿弥陀様」がいらっしゃる。
それはとても「心強い」ことなのかもしれません。
☆今日の一句☆
阿弥陀様
一人でいても
二人だよ