仏教に学ぶ生き方、考え方「もらった、あげたで揉めること」
誰かに物をあげるとき、ちょっとしたことでもいつまでも「覚えている」ことはありませんか?
もらった方は、すっかり忘れているのに、上げた方はいつまでも覚えている。
こういうことはよくあるものです。
でも実はこれが「誤解のもと」になるのです。
もらったほうが忘れ、上げたほうが覚えているとき、立場が逆になると、「上げたのに貰えない」となるのです。
そこに「怒り、愚痴」が絡んで「争い」が起こってしまいます。
ちょっとした立場の違いが、傷口を大きく開いてしまうのです。
これを防ぐ方法は、「もらったほうがちゃんと覚えている」か「上げたほうが忘れる」かすればいいわけです。
そしてもらったほうが忘れるのは「簡単」なので、上げたほうが「忘れることを心がける」ことで、余計なトラブルを防ぐことができるのです。
よく「貸したものはあげたと思え」というのも、これと同じ理屈なのではないでしょうか?
☆今日の一句☆
三輪空
余計なトラブル
防ぐもの