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ほとけさまのおしえ「骨付鳥」

 九月の初旬に、四国に赴きました。

 岡山駅から快速電車に乗り換えて瀬戸大橋を渡り、坂出駅で再び乗り換え二駅で、目的地である「丸亀市」に向かいます。

 四国にお邪魔したことは何度かありますが、意外と「瀬戸大橋」の玄関口である「丸亀市」にはお邪魔したことがありませんでした。

 そして今回、初めて「丸亀城」を見て回りました。

 その石垣に圧倒され、堀に満たされた緑色の水との「対比」を楽しませていただきました。

 丸亀といえば「うどん」を思い浮かべる方は多いと思います。

 遠く離れていても、「うどんのチェーン店」の名前から「丸亀といえばうどんでしょ!」とすぐに連想するのです。

 でも本来うどんは四国の至るところで食べられます。

 そして丸亀のグルメと言えば「うちわせんべい」と「骨付鳥」になるそうです。

 その「骨付鳥」を駅の近くの専門店でいただきました。

 率直に申しますと今まで食べた鶏肉の中で、これほど美味しくいただいたことはないくらい、味に「深み」がありました。

 骨付鳥のメニューは基本「二種類」です。

 それは「ひな鳥」か「親鳥」です。

 あとは「鶏めし」と「ビール」を付けるか付けないかです。

 そこで欲深い私は、どちらも味わいたいとの衝動にかられ、「一本ずつ」頼みます。

 ひな鳥は柔らかく「ジューシー」であり、親鳥は深みと「噛み応え」がありました。

 でももしお釈迦様ならきっと、その形を見て「地獄、、、」と思われたのでしょう。

 肉になった鳥の命を深く感じ、「憐れみの心」を向けられたことと思います。

 凡夫の私は「食欲が勝って」しまいますが、感謝の心を持ってしっかりといただかせてもらいました。


☆今日の一句☆

 食すとは
    命いただく
        こと気付き

 


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