見出し画像

ほとけさまのおしえ「通勤通学」

 久しぶりに朝の「通勤通学の時間帯」に移動をしました。

 目的地まで一時間弱のところ「一時間半」ほどかかってやっとたどり着き、改めて「通勤通学」の人の多さを実感しております。

 思えば私もかつて勤めていた頃は、朝の六時前に家を出て、渋滞が始まる七時前には職場にいるような毎日を送っておりました。

 そして通勤通学にかかる「時間とコスト」はけっこう大きなものがあるのではと実感しております。

 都会では通勤通学の時間が一時間以上という方も多いと思います。

 子どもの頃に夢見ていた「どこでもドア」や「空飛ぶ車」があればいいなと感じる人も多いでしょう。

 でも逆に、コロナ禍以降の「テレワーク」のように、「時処を選ばず」とも仕事や勉学に勤しめる環境があれば、それはそれでありがたいことなのかもしれません。

 親鸞聖人をはじめ、浄土系の仏教を広められた方々は、きっとこのことを考えておられたことでしょう。

 皆を等しく救い取る教えであれば、いつでもどこでも、どんな状況であっても「信心を得られる環境」が大切だと思われていたのではないでしょうか?

 真宗の偈文に「節回し」があり、歌を唄うようにお唱えできるのは、「畑仕事」をしながらでも唱えられるように考えられたという説もあります。

 これこそまさに「信仰のテレワーク」なのかもしれません。

 そして時間やコストをかけなくとも「信心をいただく」ことができるという教えは、この時代にとても「フィット」していると感じるのは私だけではないはずです。


☆今日の一句☆

 ほとけさま
     すぐにここへと
           来る教え

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?