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仏教に学ぶ生き方、考え方「すれ違う人々」

 人生には数知れずの「すれ違い」の人々がいます。

 車に乗れば、何百台とすれ違いますし、駅では数千人とすれ違うこともあるでしょう。

 年間にしたら、「数限りなく」すれ違うものです。

 その人々が全て「ご縁」で結ばれているなどと想像できないでしょう。

 でも、雪で何時間も「立ち往生」した電車の車内では、立っている人と座っている人が「交代しながら」足のしびれを防いでいたそうです。

 そういう状況があると、たまたま前に座っていた人が「思いやって」席を譲ってくれたわけで、これは間違いなく「ご縁に恵まれた」と言えるでしょう。

 ということは、いつもはすれ違うだけの人であっても、いつ何時「深いご縁」に変わるかわからないのです。

 そしてそういうときに「ご縁を深める」のは、「日頃の心がけ」と「思いやりの行動」に他なりません。


☆今日の一句☆

 すれ違う
    そこはご縁の
         入り口です

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